ベンチプレスはフリーウェイトが一般的ですがスミスマシンでもベンチプレスは可能ですよね。
安価なジムやカーディオマシン多めの減量フィットネスに重きを置いたジムなどではベンチ台の代わりにスミスマシンが置いてある所が多いのでそうしたジムに通っている人たちはスミスマシンでしかベンチプレスをした事が無いという人も結構いたりしますね。
そういったスミスマシンでしかベンチプレスをした事が無い人にとって、フリーウェイトのベンチプレス(本当のベンチプレス)は何キロ挙上できるのか?
甚だ疑問に思う事だと思います。
そもそも、スミスマシンでのベンチプレスのMAX挙上重量が本当の重量だと勘違いされている人も居そうなので両者の挙上重量の違いもハッキリさせておかなければなりません。
2パターンの存在
- 最初からフリーウェイトを始めて後からスミスマシンのベンチプレスをやってみた人
- 最初はスミスマシンのベンチプレスから初めて後からフリーウェイトのベンチプレスをやった人
ベンチプレス愛好家には上記の2パターンが居ますが1の場合はフリーウェイトとスミスマシンの挙上重量がそこまで変わらない或いは±10kg程度の誤差といったところ。
2の場合はスミスマシンでマックス100キロだとした場合、フリーウェイトだと84キロぐらいがマックス挙上重量となります。
フリーウェイトとスミスマシンのベンチプレスでは16%程度の挙上重量の差が生じるのです。
フリーとスミスのMAX挙上重量の差を表にしてみました。
※スマホの方は横にスワイプして閲覧して下さい。
スミスマシンベンチ | フリーウェイトベンチ |
150kg | 126kg |
140kg | 118kg |
130kg | 109kg |
120kg | 101kg |
110kg | 92kg |
100kg | 84kg |
90kg | 76kg |
80kg | 67kg |
70kg | 59kg |
60kg | 52kg |
50kg | 42kg |
40kg | 34kg |
30kg | 25kg |
いかがでしょうか?大体は当てはまっているのではないでしょうか。
特に、2のケース(スミスマシンのベンチプレスしかやった事の無い人が初めてフリーウェイトでマックス重量を測定した場合)にドンピシャで当てはまる。
自分の場合もかつてそうでした。ちょっと前までスミスマシンでしかベンチプレスをした事が無くてフリーウェイトでのマックスを重量を測定してみたとき、その差に驚きました。
スミスマシンでは90キロを挙上してもうすぐで目標の100キロに到達だ!と意気込んでいましたが本当のベンチプレスではマックス挙上重量が75kg。
77,5kgに挑戦するも無事潰れる・・・
この瞬間、己の無力さを痛感した次第でした。
色々と資料を調べ漁ってみるとスミスマシンでの挙上重量とフリーウェイトでの挙上重量は16%程度の差があるという事実を資料から目の当たりにし、妙に納得させられたものです。
それもそのはず。スミスマシンでのベンチプレスは軌道が固定されており、その範囲内で挙上する筋肉のみが鍛えられるからです。
スミスマシンに慣れてしまうと、いざフリーウェイトのベンチプレスでやったとしてもグラついたときにバランスを保つ為の筋肉が発達しておらずスミスマシンで挙げられた重量を挙げるのが非常に難しいのです。
とは言えこれは慣れなのでしっかりとフリーウェイトでもトレーニングすればスミスマシンで鍛えた経験もムダにはなりません。
もしあなたがスミスマシンのベンチプレスで良い感じの重量を挙げていたとしても本物のベンチプレスでそれと同等の重量が挙げられるとは限りません。おおかたが本物のベンチプレスでやるとスミスマシンより16%程度挙げられる重量が下がるでしょう。このことを知っておけば以前の私のように自分の無力さを痛感せずに済みます。