5000m走は陸上トラック競技の長距離種目に分類されますが中距離走的な要素もかなり含まれています。
3000m走よりも持久的な要素は強いですがラストスパートでのスプリント要素は3000m走ほどではありません。
3000~4000m付近からペースが落ちはじめ、そこからゴールまでの残りの距離が本当の勝負だと言われています。
世界ランキング上位はほぼ東アフリカ勢で占められており、比較的頻繁に順位が変動する種目でもあります。
※5000m走はトラックレースとロードレースがありますがここではトラックレースの世界記録保持者を公開しています。
5000m走の世界記録保持者【男女別】
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性別 | 名前 | 国籍 | 場所 | 日時 | 記録 |
男性 | ケネニサ・ベケレ | エチオピア | ヘンゲロ | 2004年5月31日 | 12分37秒35 |
女性 | ティルネシュ・ディババ | エチオピア | オスロ | 2008年6月6日 | 14分11秒15 |
男子5000m走世界記録へのコメント
男子はエチオピア国籍のベケレ選手がトップ。かれこれ15年以上も破られていない記録。
因みに10000m走、室内2000m走でも世界記録保持者。
短距離がウサインボルトならば長距離はベケレと言われるほど長距離界の第一人者です。
5000m12分37秒を100mあたりのペースに換算すると平均15,14秒です。
これはちょっと足の速い小学6年生男子に相当します。
女子5000m走世界記録へのコメント
女子もエチオピア国籍のティルネシュディババ選手がトップ。
10000m走の方でも数々の大会で金メダルを獲得しているトップレベルの長距離女性アスリートです。
5000m14分11秒を100mあたりのペースに換算すると17,23秒です。
これは小学校6年生男子の100m平均タイム程度に相当します。
まとめ
5000m走は男女二人とも東アフリカのエチオピア国籍のアスリートが世界記録保持者でいずれも10年以上更新されていない素晴らしい記録です。
高い持久力と終盤での競り合いに打ち勝つためのスピードがある選手が有利でして東アフリカにはその両方を兼ね備えた選手が多いので納得です。