400m走は陸上短距離走の中でも一番長い距離の種目になります。
- 単純にスピードだけが要求される100m走
- スピードとコーナリング技術が要求される200m走
- 400m走ではスピード、コーナリング技術に加え、筋持久力という要素も要求されます。
スピードが大きなウェイトを占める100m走と200m走ではダブルで記録保持者であるというケースが多いですがトップスピードをいかに維持しつづける事が出来るか?持久力勝負の400m走でも更にトリプルで記録保持者であるというケースは非常に少ないのです。
そして100m、200mと更に異なる点は風速は考慮されないという事です。
400m走の世界記録保持者【男女別】
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性別 | 名前 | 国籍 | 場所 | 日時 | 記録 |
男性 | ウェイド・バンニー・キルク | 南アフリカ | リオデジャネイロ | 2016年8月15日 | 43秒03 |
女性 | マリタ・コッホ | 東ドイツ | キャンベラ | 1985年10月6日 | 47秒99 |
男子400m走・世界記録へのコメント
男子の記録はバンニーキルクが世界トップで、これは比較的最近更新されたものとなっており、それまでの王者であったマイケルジョンソンの43秒18よりも0、15秒も速い。
100mで9秒94(+0,9m)、200m(+1,2m)で19秒84の自己ベストを持つ。
400m43,03という事は100mあたり平均10,75のペースを維持しているという事になり、その圧倒的な筋持久力に驚かされます。
女子400m走・世界記録へのコメント
東京オリンピックの年でマリタコッホの樹立した驚異的とも言える大記録は35年が経過する事になる。この大記録は今後破られる事は無いだろうと言われており、当時東ドイツで蔓延していたドーピングの当事者なのではないかとさえ疑われている。とは言え彼女を史上最高のスプリンターと称す声も多く、その実力は疑う余地が無い。
因みに五輪での400m走では金メダリスト、世界大会の200m走でも金メダリスト、100m走では銀メダリストでもある。
まとめ
今回は陸上400m走の世界記録保持者を男女別に紹介してきました。
男子の記録はつい最近と言っても数年前ですが・・・そのハイスピード維持力の凄さに驚かされました。今後しばらくは彼が王者の座に居座り続ける事でしょう。
女子の記録は今後更新される事は無いとさえ言われていますが「絶対にこうなる」が無いのが陸上競技の世界です。
今後彼女の大記録をブチ破ってくれる存在が現れるのを心の底から楽しみにしています。