3000メートル障害走はトラック内の障害物を乗り越えながらいかに速くゴールにたどり着けるのかを競うトラック競技です。長距離種目に分類されます。表記は「3000mSC」
トラック内にハードルのような平均台が4台と水濠が1つ設置されています。
平均台の高さは男子は91,4センチ、女子は76,2センチ、水濠は水深0,7メートル、長さ3,66メートルです。
水濠は内側に設置しているパターンと外側に設置しているパターンがあり、前者の場合トラック1周が390mになり、後者の場合では421mになります。
アフリカが一番強く、次にヨーロッパが強い競技です。距離的には中距離走の範疇ですが約80mおきの障害を乗り越える度にジャンプしなければならず大変スタミナの消耗の激しい競技です。
3000m障害走の世界記録保持者【男女別】
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性別 | 名前 | 国籍 | 場所 | 日時 | 記録 |
男性 | サイフ・サイード・シャヒーン | カタール | ブリュッセル | 2004年9月3日 | 7分53秒63 |
女性 | ベアトリス・チェプコエチ | ケニア | モナコ | 2018年7月21日 | 8分44秒32 |
男子3000m障害走・世界記録へのコメント
3000mSCはケニアが強く、ランク上位を占めているのですが世界トップはカタールのサイフサイードシャヒーン選手のようです。もうかれこれ15年以上も前に樹立された記録なので相当なものです。なんと、2位のブライミンキプロフキプルトの7分53秒64とは100分の1秒差です。
女子3000m障害走・世界記録へのコメント
女子の方はケニア国籍のベアトリスチェプコエチ選手が世界一です。最近樹立された記録ですね。
3000m走とタイム差を比較してみよう。
比較する意味は、障害物があるだけで一体どのぐらいのタイムロスになってしまうのかを検証する為です。
3000m走の男女別の世界記録ですが、男子が7分20秒67で女子が8分6秒11です。
つまり、タイム差は男子が33秒63、女子が38秒21です。
障害物が4台&水濠が1カ所あるだけでこんなにもタイムロスしてしまうものなんですね。
※3000m走の世界記録保持者と3000m障害の世界記録保持者は別の人物ですがあくまでも大体の予想なのであしかrず。
まとめ
3000m障害は体力のロスの激しい過酷な陸上競技で男女ともにアフリカ勢がトップでした。男子の記録はいつまで保持されるのか、次は誰がトップに立つのか見物ですね。