10000m走は陸上競技の長距離種目に分類され、最も長いトラック種目です。
5000m走よりも持久的な要素が強く、ペース配分が難しいですがラストスパートでのスプリントは5000m走に比べてやや控えめな印象。
ランキング上位は5000m走と同じくほぼ東アフリカ勢が独占している傾向にあります。
10000m走の世界記録【男女別】
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性別 | 名前 | 国籍 | 場所 | 日時 | 記録 |
男性 | ケネニサ・ベケレ | エチオピア | ブリュッセル | 2005年8月26日 | 26分17秒53 |
女性 | アマルズ・アヤナ | エチオピア | リオデジャネイロ | 2016年8月12日 | 29分17秒45 |
男子10000m走世界記録へのコメント
長距離界のボルト的存在であるベケレが10000m走でもトップです。彼は5000m走、室内2000m走でも世界記録保持者です。
東京オリンピックの年で記録樹立から15年以上が経過しますがこの記録を破るツワモノはしばらくは現れないでしょう。
10000m26分17秒53を100mあたりのペースに換算すると平均15,77秒です。
これはちょっと足の速い小学校6年生男子の100m走タイムに相当します。
女子10000m走世界記録へのコメント
これは比較的最近更新された記録ですね。実はアマルズアヤナ選手が世界記録保持者になる前は中国籍の王軍霞選手が1993年に樹立した29分31秒78が世界記録でして23年間も破られていない大記録をアヤナ選手が更新したという事になります。
エチオピアの選手がトップなのは当然という感覚はありますがつい最近まで、黒人よりも心肺機能に劣ると言われているアジア人である中国の選手が東アフリカ勢よりも上位に君臨していたという事実にただただ驚くばかりですね。(ただし、ドーピング疑惑も浮上している)
10000m29分17秒45を100mあたりのペースに換算すると平均17,57秒です。
これは小学校6年生女子の100m走平均タイムよりもやや速い程度です。
まとめ
やはり、長距離の王者ベケレと、23年もの間破られることの無かった奇跡のアジア人大記録を塗り替えたアマルズアヤナ選手、この二人のエチオピア人の男女に敬意を表したいですね。