「金農旋風」の中心メンバーとして話題となり、プロ野球入りした吉田輝星選手は現在、何をしているのでしょうか。プロ入りしてからは大きな活躍を聞くことも少なくなり「引退するのではないか?」という噂も囁かれています。この記事では、吉田輝星選手が引退と噂される理由や現在の状況、またこれまでの活躍について調査しました。
吉田輝星が引退?その理由は?
吉田輝星選手の引退が噂されていますが、引退はしていません。では、なぜそのような噂が話題になったのでしょうか。それには、吉田輝星選手日本ハムから放出されオリックスにトレードされたことが関係しているようです。2018年の第100回夏の甲子園で活躍した吉田輝星選手ですが、プロでは目立った成績を残せていません。そのため、オリックスとトレードとなったのです。ドラフト1位指名で入団した選手がトレードされるケースは珍しいようで、引退が近いのではないかと話題になりました。
なぜトレードされた?
吉田輝星選手がトレードされた背景として、吉田輝星選手が所属していた日本ハムは投手陣の移籍や退団があり、即戦力が欲しかったそうです。一方、移籍先であるオリックスはピッチャーの育成力に定評があるため、双方の同意にてトレードとなったのでしょう。なお、吉田輝星選手とトレードで日本ハムに入団したのは、黒木優太選手でした。吉田輝星選手はまだ24歳という若さなので、オリックスで力をつければ、甲子園の時のように活躍できるようになるかもしれませんね。
新庄監督は期待していたが…
吉田輝星選手のトレードには、驚いた人も少なくなかったでしょう。ドラフト1位で日本ハムに入団し、大谷翔平選手のように活躍が期待される大型ルーキーだった吉田輝星選手。プロ入り後は成績に伸び悩んではいたものの、2021年から監督に就任した新庄剛志監督(通称・ボス)は、たびたび吉田輝星選手への期待を口にしていました。体の強さと少ない球数で勝負できるのが吉田輝星選手の強みだったはずでしたが、シーズン中の結果が期待に沿うものではなかったのでしょう。
なぜ活躍できなかった?
吉田輝星選手は日本ハムに入団してから5年間、通算成績は64試合の登板で3勝9敗、防御率6.23でした。苦しい成績ですが、もとはドラフト1位で指名された選手です。プロ入りしてから活躍の場が減ったとされる吉田輝星選手。2022年ごろから投球フォームの試行錯誤を繰り返したことで、成績が上がらなかったようです。具体的には、変化球を投げる時に腕の振りが緩む欠点があったといいます。その欠点を改善し、投球フォームを整えることに注力していたのですね。
吉田輝星5年間の苦しみ
吉田輝星選手は、ドラフト1位指名で日本ハムに入団して以降、苦しい日々を過ごしてきたそうです。DOSHIN SPORTSのインタビューでは、思うように結果が出せなかった日本ハム時代を回顧した吉田輝星選手。自分では納得が行かなかったようですが、周囲の声援や、ファンの子どもたちが吉田輝星選手のユニフォームを着ている姿を見ると、嬉しかったそうですよ。そして、栗山監督と新庄監督のもとで育ってきた吉田輝星選手は、それぞれの監督から大切なことをたくさん教わったそうです。
吉田輝星の現在の状況は?
吉田輝星選手は、2023年に交換トレードでオリックスに移籍することが発表され、2024年6月4日に一軍復帰しました。そして、6月24日に668日ぶりの白星かつ移籍後初勝利となりました。6月4日の復帰以後は、14試合連続無失点を記録。トレードによりピッチングが良くなったと言われており、新天地・オリックスでの活躍が期待されていました。
右肘内側側副靱帯機能不全
2025年、吉田輝星選手は50試合登板の疲れが溜まり、右ひじを疲労骨折してしまいます。若手中心のB組スタートとなったオリックスで、キャンプに入っていましたが、無念の離脱となってしまいました。その後もリハビリを続けていましたが経過が良くなく、右肘内側側副靱帯機能不全、右肘内側側副靱帯遠位部骨片剥離と診断されます。3月には野球選手が受けることの多い「トミー・ジョン手術」を受けました。
まさかの離脱に無念の声
吉田輝星選手は今季、リハビリを続けて「体の仕上がりが過去一」と自負していました。ピッチングの調子も良く、あとはひじだけ治れば昨年よりも良いピッチングができると自信を持っていたそうです。そして、キャンプ入りするにあたりたくさんのプレゼントや声援をもらっていたことも明かし、ファンに対し申し訳ない気持ちだと語りました。
参考:FULL COUNT
キャッチボールを開始
日刊スポーツによると、吉田輝星選手は2025年6月にキャッチボールを開始することができたそうです。投げる感覚も手術前と変わらないくらい回復しており、指先の感覚も戻ってきたとか。ひじも軽く感じるようになったといい、着実にもとの身体に戻ってきているようですね。からだ作りのため、普段はめったに摂取しないという炭水化物を摂取していることも明かしました。
吉田輝星の活躍を紹介!
引退を噂されていた吉田輝星選手の、これまでの経歴や活躍を紹介していきましょう。秋田県金足農業高等学校に進学し、1年夏からベンチ入り。2年生夏の県大会では準優勝でしたが、3年生夏ではエース投手として力投し、県大会優勝に導きます。甲子園出場を果たし、プロ野球界から注目を浴びました。
甲子園大会では、4試合連続2桁奪三振を記録し、全投球数でも881球と斎藤佑樹に次ぐ記録となりました。また、秋田県勢では103年ぶりの決勝進出を果たし「金農旋風」として注目を浴びました。
ドラフト1位指名で日本ハムへ
吉田輝星選手は甲子園での活躍から、日本ハムよりドラフト1位指名を受け、入団しました。2019年春季キャンプ、開幕は二軍スタートで、6月12日に初登板初先発にて、プロ初勝利をあげました。当時の声援は、今でも印象に残っているものだそうですよ。しかし、一軍では結果を残せませんでした。その後もコンディションが上がらず、新たな飛躍を目指してトレードとなったのです。
現在は弟にも期待が
吉田輝星選手には、大輝さんという弟がいます。大輝さんは今年の夏の甲子園で注目投手に挙がった選手で、兄と同じくエースでピッチャーというポジション。吉田輝星選手が出場した甲子園では、涙を流して応援する姿が印象的でしたね。大輝さんは兄・吉田輝星選手とともにプロ野球で戦うことを夢見ているそうです。Yahooニュースによると大輝さんは現在、ドラフト本指名圏内の投手へ成長しているそうで、早くもプロ野球界で注目されています。
まとめ
今回は、吉田輝星選手の引退と噂される理由と現在の状況と活躍について調査しました。吉田輝星選手は引退をすることはなく、引退する理由もないことが分かりました。プロ入りした日本ハムから交換トレードにてオリックスに移籍となっていただけなのです。そして、オリックスでは現在、一軍にて活躍しています。トレードにより、環境が変化したことが野球へも良い影響となったのかもしれませんね。今後の活躍に期待していきたいと思います。









