時代は変わる…イマドキ高校生の門限!犯罪に巻き込まれないために

生活スタイルが多様化し、それは高校生にも当てはまるようになってきました。30代の筆者にとって門限があったのは当たり前で、門限を破ると家に入れてもらえない、入れてもらえても説教を喰らうことも当たり前でした。

最近は高校生が被害に遭う事案も増えてきており、高校生 門限を見直す家庭も出てきているのではないでしょうか。

そこで今回はイマドキ高校生の門限について調査、まとめていきます。

イマドキ高校生の門限事情

約半数の家庭で門限は存在している

住宅情報サイトの「オウチーノ」が2016年に行った『イマドキの門限事情』によると、約半数の50.7%の家庭が「門限を設定していない=門限なし」と回答しており、高校生の半数は門限がないことが調査でわかりました。

とはいえ、門限がないからといってみんなが深夜まで遊び歩いているわけではないようで、「夕飯までには帰る」「夜まで出歩かない」など”子ども自身”が自分で帰る時間をしっかり決めていることが多く、親も子どもを信頼しているため、門限を設定していないというケースもあるようです。

実際に門限を設定していない家庭のアンケート結果では

  • そもそも子供が遅くまで外で遊ぶ事がない
  • 塾やクラブ活動が終わる時間が遅いので迎えに行っているから
  • 門限を決めなくても夕食時間(夜の7時から8時)になったらちゃんと帰ってくる
  • 帰ってくる前にはスマホで連絡が入るからそこまで心配していない
  • お兄ちゃんが門限無しだったので、妹にも門限無しで通している
  • 本当は心配だけど子供のことを信じている

といった感じで、最も多いのは「子供が遅い時間まで友達と外で遊ぶことがない」という意見でした。

5番目の「お兄ちゃんが門限なしだったので、妹にも門限なしで通している」はどこの家庭でも聞く話ですが、男の子のお兄ちゃんと女の子の妹で性差による時間の変更というのもしている過程は少なくないようです。

高校生 門限は何時?

前述の『イマドキの門限事情』によると、高校生の門限の平均時間は、男女で差があるようだということがわかりました。

男子高校生は、22時〜23時を門限としているケースが多く、なかには「日付が変わるまでに帰って来ればいい」という家庭もあるようです。一方で、女子高校生は、21時〜23時が門限となっているケースが多く、男子よりも若干時間が早いです。
これは男子高校生よりも女子高校生のほうが、犯罪に巻き込まれるリスクが高いと考えられているためだと推測されます。

門限を設定する一つの基準は都道府県の条例

家庭の門限を設定するにあたって留意しておくべきは都道府県の条例です。
各都道府県では条例で青少年の外出時間が定められており、その時間を過ぎて出歩いている子どもは補導対象になることもあります。

一般的に、23時〜午前4時までが補導時間になることが多く、もし捕まった場合は親だけでなく学校に連絡がいき、先生方に迷惑をかけることとなるため、子供にもしっかりその旨伝え、守らせるような仕組みを構築しておく必要があります。

最後に

今回は高校生 門限について調査、まとめてきました。

筆者も高校生の時は門限が22時(補導されないように帰ってきなさい、というニュアンスでしたが)でした。同級生の中には門限がない子もいたため、羨ましくも思いましたが、親となった今では犯罪に巻き込まれないように、警察のお世話にならないためにも周囲とのバランスを見ながら門限を設定することは大切なのかなとも感じています。

少し古いデータでの紹介となりましたが、2023年10月時点でも傾向は同じようだと感じます。悲しい犯罪がなくなるよう、家庭でも未然に防ぐ方法を検討する必要がありそうですね。

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