多くの読者を夢中にさせた人気スポーツ漫画の数々。中には原作完結後に続編が連載されたものもあります。
今回は続編が連載されたスポーツ漫画について紹介しますよ。
MAJOR
最初に紹介するスポーツ漫画は「MAJOR」です。主人公、茂野吾郎の半生を描いた近代野球漫画の金字塔で、幼少期、リトルリーグ時代から中学、高校野球、更にマイナーリーグからメジャーの舞台へ駆け上がり活躍する姿を78巻、15年以上に渡って描きました。2010年の完結から約5年後、茂野吾郎の息子である茂野大吾を主人公とした「MAJOR 2nd」が連載開始、現在27巻まで発売されています。
テニスの王子様
続いて紹介するスポーツ漫画は「テニスの王子様」です。天才テニス少年、越前リョーマとテニスの名門「青春学園中等部」の面々の活躍を描いた本作は、話が進むに連れて徐々に人間離れした技の応酬となる試合描写が人気を博しています。1999年に連載開始した同作は全42巻、2008年に完結しましたが、掲載誌を週刊少年ジャンプからジャンプスクエアに移し「新・テニスの王子様」として2009年より連載再開、現在40巻発売中で今も連載が続いています。
キャプテン翼
続いて紹介するスポーツ漫画は「キャプテン翼」です。主人公、大空翼を始め、サッカーにひたむきに打ち込む少年たちの姿を描いた作品です。1981年に連載開始し、全37巻、1988年に一度完結を迎えたキャプテン翼。ですがその後も様々なタイトルで続編が連載されていき、2024年1月には「キャプテン翼 ライジングサン」の最新刊、19巻が発売されています。続編が続いていく中で、物語の舞台は小学生、中学生サッカーからワールドユース、プロサッカー、U-22日本代表など変遷していき、「ライジングサン」ではU-23日本代表のストーリーが描かれています。
ダイヤのA
続いて紹介するスポーツ漫画は「ダイヤのA」です。高校野球を舞台に沢村栄純や降谷暁ら青道高校の面々の葛藤と成長が描かれた作品です。2006年に連載開始した同作は、2015年、全47巻で一度完結。完結から半年ほど開けて続編となる「ダイヤのA actII」が連載開始し、2015年から2022年まで、全34巻で完結しています。しかしactII連載終了の際に作者の寺嶋裕二さんが終了の理由の一つに「週刊連載のための体力の低下や、スケジュール管理の難しさ」を挙げるなど、物語の途中で完結することとなったような印象を受ける終わり方だったため、さらなる続編を期待する声もあります。
人気野球漫画『ダイヤのA』、「俺たちの戦いは……」型最終回が波紋 “打ち切り”のうわさに作者が反論（1/2 ページ） – ねとらぼ (itmedia.co.jp)
キン肉マン
続いて紹介するスポーツ漫画は「キン肉マン」です。主人公、キン肉スグル達の、プロレスをベースとした超人格闘漫画です。1979年に連載が開始した同作は1987年に一旦完結を迎え、その後第2世代の物語を描いた「キン肉マンII世」が連載されました。キン肉マンの場合特殊なのは、このキン肉マンII世の連載後に、再び原作の時代に時間を戻し連載されているという点。1988年に「キン肉マン」の36巻が発売され、その22年後である2010年に続刊が「37巻」として発売されていますよ。
スラムダンクの続編は？
大人気バスケットボール漫画「スラムダンク」は、今のところ続編の連載は行われていません。ただ、2004年12月に旧神奈川県立三崎高校で行われた「スラムダンク一億冊感謝記念・ファイナルイベント」では、「あれから10日後」と題し、最終回のその後が同校の黒板に描かれました。桜木花道 その後などを描いた黒板漫画は2009年に完全版として発売されています。
最後に
今回は続編が連載されたスポーツ漫画について紹介しました。
中には本当に長い間物語が紡がれ続けている作品もあるのですね。人気作品達のこれからの展開にも要注目です！