東京五輪、パリ五輪に2大会連続で出場した田中希実。メダル獲得とはなりませんでしたが、東京五輪では800mで日本人女子初となる入賞を果たしています。今後の活躍も期待されている田中希実ですが、ハーフなのかと話題になっています。出身地や両親について調査してみました。また、これまでの経歴も紹介していきたいと思います。
田中希実はハーフなの?両親の国籍についても
田中希実は顔立ちがはっきりしていることから、純日本人ではなく、ハーフやクォーターではないかとの噂があります。しかし、ご両親ともに日本国籍であり、田中希実もハーフではなく、日本国籍です。父親は田中健智、母親は田中千洋といい、ご両親ともに兵庫県出身であるため、ご両親とも日本国籍であると言えるでしょう。そのため、田中希実がクォーターである可能性も低いと言えます。
田中希実の父親も陸上選手?
田中希実の両親の名前が明らかになっていますが、それはなぜなのでしょうか。それは、ご両親ともに陸上選手として活躍していた経歴があるからです。では、どれほどの経歴なのでしょうか。
父親の田中健智は、三木東高校から川崎重工に入社し、川崎重工では陸上部に所属し、3000m障害で日本選手権に出場しています。1996年に引退し、妻である田中千洋のコーチ兼練習パートナーを務めました。現在は、田中希実のコーチ兼マネージャーをしたり、ランニングクラブの代表として若手育成をしたりしています。
田中希実の母親は現在もマラソン選手?
母親の田中千洋は、小野高校出身で、兵庫高校対抗駅伝で3年連続アンカーとして出場し、3連覇に貢献しました。高校2.年、3年の時には、都道府県対抗駅伝にも出場しています。高校卒業後、陸上から離れますが、夢を諦められず復帰し、1997年に市民ランナーとして北海道マラソンで優勝しました。その後も数々のマラソン大会に出場しています。田中希実を出産後も、現役復帰し、2025年現在もフルマラソンに出場するなど現役マラソンランナーとなっています。
田中希実の出身地について
田中希実の出身地は、兵庫県小野市です。中学校までは小野市の学校に進学し、中学校から陸上競技を始めました。高校では県内の陸上強豪校である兵庫県立西脇工業高等学校に進学し、陸上競技を継続しました。高校1年生の国民体育大会では1500mで優勝、2年生の時は3000mで2位、3年生の時には3000mで優勝しています。全国高校駅伝にも3年連続1区で出場したのです。全国高等学校選手権でも、3年連続1500mや3000mで入賞しています。高校3年生のときのアジアジュニア選手権やU20世界選手権では、3000mで金メダルを獲得しました。
田中希実の経歴を紹介!
高校卒業後は、同志社大学スポーツ健康科学部に入学し、ND28アスリートクラブに所属しました。2019年の世界陸上では、5000mに出場し、当時の日本人歴代2位の記録を残したのです。その後、2020年には3000mで18年ぶりの日本新記録を更新します。2021年にはさらに日本新記録を更新し、東京五輪にも1500mと5000mで出場しました。1500mでは日本記録を更新し、日本人初の入賞を果たしたのです。2022年には豊田自動織機に入社しますが、2023年には退社し、NewBalanceに入社し、プロアスリートとなりました。2023年の日本選手権の1500mでは優勝し4連覇を、5000mでも優勝し、2連覇を成し遂げています。同年の世界陸上では、5000mで26年ぶりの入賞となり、2024年のパリ五輪にも出場しました。
まとめ
今回は、田中希実のハーフや国籍の噂、両親について、経歴を調査しました。田中希実はハーフではなく、日本人であり、出身地も兵庫県であることが分かりました。両親ともに陸上経験があり、サラブレットとして、陸上の才能もあったのかもしれません。五輪ではメダル獲得とはなっていませんが、数々の記録を残していることから、今後の活躍にも期待していきたいと思います。