当ページでは女子の100m走のタイムを評価しています。
自分の走力がどのぐらいのレベルなのか知りたい場合、以下の目安表を参考にして下さい。
※出来る限り資料を集めて書きましたが若干ながら主観も入ってます。
女性の100m走タイムをレベル別に評価・目安表
※電動計測を基準とした評価なので手動計測の場合は手動計測タイム+0、24秒で計算してお考え下さい。
平均タイムと照らし合わせて見て貰えるとより一層深くご納得頂けるのではないかと思います。
20秒台(かなり遅い)
10代~20代基準で言うとかなり遅いです。
具体的に言うと、小学校三年生ぐらいのレベルです。
19秒台(遅い)
10代~20代の基準では遅いです。
具体的に言うと、小学校四年生ぐらいのレベルです。
18秒台(遅め)
10代~20代の基準では遅めです。
具体的に言うと、小学校五年生ぐらいのレベルです。
語弊の無いように言っておくと、遅いと遅めという表現にはやや違いがあります。
「遅い」が断定的表現ではっきりと遅いと表しているのに対して「遅め」は曖昧な表現です。
19秒台でははっきりと遅いと言い張る事が出来ますが18秒台となるとそこまで遅くも無いけれどやはり平均以下であるという意味で遅めという表現が的確です。
17秒台(平均的)
17秒台後半なら小学校六年生と同等。中盤なら中学校一年生、高校生と同等。前半なら中学校二年生と同等のレベルです。
10~20代を対象に言うのであればごく平均的。別に速くも無ければ遅くも無いって感じです。
運動神経が悪くも無く、体型もそこまで太っている訳では無いのであれば大半の方は出せるんじゃないかってぐらいです。
16秒台(平均以上)
16秒台後半なら中学校三年生と同等。
前半なら平均以上ってぐらいです。
ジョギングなどの運動習慣があれば出せるのではないでしょうか。
また、元々走るのが好きだったけれど最近運動していないって方もこのぐらいタイムである場合が多いです。
15秒台(まぁ速いと言えるレベル)
女子で15秒台が出れば結構速めだと思います。
どのぐらいのレベルなのかと言うと、男子の中学二年生の平均タイム15秒28に匹敵する程度です。
また、少なくとも50代の男性よりも速いです。
因みに、日本人初の女性日本記録保持者である湯本鎮江さんのタイムが手動15秒0です(1922年10月17日記録)
現在の日本記録からしてみれば随分遅いと思われるかもしれませんが当時は100m走の競技人口も少なかったので当然と言えば当然ですが現代人でも15秒台が出せれば上々です。
14秒台(かなり速いレベル)
100m走14秒台が出せればかなり速い部類です。女性の俊足と言えるレベルです。
陸上をやり始めた女子がまず最初に目指すべきタイムとして一番多いのも100m14秒台ぐらい。
出せると力量感が感じられるようになって走るのがより一層楽しいとも感じられるようにもなります。
因みに、何もしていないのに14秒台が出れば陸上部に入部して才能を磨いた方が良いですよ。
13秒台(陸上部レベル)
女子で100m13秒台は陸上をやっていないと中々出せるタイムではありません。
才能のある小学6年生なら出す子も毎年出てきます。(小学校県大会決勝レベル)
もし何もしていないのに出せたら陸上部に即入部される事をおすすめします。
とは言っても中学、高校の女子陸上部で短距離走をやっているのなら出しておきたいタイムです。
12秒台(陸上部上位レベル)
女性の100m12秒台は間違い無く速いと言えますが後半か前半かで大分意味が違ってくると思います。
後半は小学校全国大会優勝レベルで前半が中学校全国大会決勝レベル(優勝するなら11秒後半程度)です。
全国的に見ても後半ならうじゃうじゃと居ますけど前半はそんなに多くないですね。
12秒台前半が出れば国内で500位以内には入るのではないでしょうか。
中学、高校の陸上部に所属していて出す人は県大会や全国大会に出場しているでしょう。
因みに、過去小学六年生で12秒7台という記録が残っています。
12秒73
- 本間南さん(1997年8月30日記録)
- 土居幸愛さん(2016年11月3日記録)
12秒7(手動計測)
- 後藤敦子さん(1989年10月15日記録)
小学生女子で12秒台は天才レベルです。
11秒台(全国レベル)
陸上短距離走をやっている女子の中でも11秒台が出せればかなり速く、一目置かれます。
全国的に見ても11秒台が出せる女性の方はおそらく年間100人も居ないんじゃないかなってレベルの速さなので鼻高々に自慢できますよ。
野球やサッカーなどのスポーツ選手の中でも俊足と言われている男子選手も正確に測ると11秒台中盤程度です。
日本記録保持者の福島千里選手の自己ベストが11秒21で歴代1位。
11秒台前半が出れば歴代でも15位以内ぐらいには入ります。
後半だとしても歴代150~200位以内には入るんじゃないかってぐらい凄いですよ。
10秒台(世界レベル)
女性の10秒台は男性の9秒台に匹敵する程の価値があります。
日本人では前人未到の領域ですし、世界でもこれまでにわずかしか出していません。
10秒台の自己ベストを持つ女性スプリンターは世界でも20人いないぐらい。
今後日本人女性で10秒台が出るかどうかについては非常に難しい問題です。
アジア人女性では中国の李雪梅選手の自己ベストタイムが10秒79(1997年10月18日記録)でアジア女性記録です。同日記録された劉暁梅選手(中国)の10秒89も李選手に釣られて出せた大記録。あと一人は今を時めく中国人スプリンター韋永麗選手の10秒99(2018年7月1日)の計3人しかいません。
彼女らとは同じ黄色人種ですが中国は人口が日本よりも10倍以上多いのでその分才能のある選手が早くピックアップされたのだと思います。そう考えると日本人女性で10秒台が出るのも決して不可能では無く、時間の問題と言って良いでしょう。
それにしてもかれこれ22年以上も記録が塗り替えられていないなんて本当に凄いですよね。
まとめ
いかがでしたか?
今回は女性の100m走のタイムを評価してきました。
競技者の方から一般の方まで
参考になれば幸いです。