あのマイケルジョーダンも?!陸上競技の経験を持つNBA選手を徹底調査

あのマイケルジョーダンも?!陸上競技の経験を持つNBA選手を徹底調査

NBA選手と言えばその豪快なダンクや機敏な動き、瞬時の判断力などが注目されますよね。実はその卓越した能力は陸上競技から得られるといわれています。

実際にNBAで活躍する選手の中には、陸上競技経験者が多く存在しています。今回は陸上競技の経験があるといわれているNBA選手を紹介。バスケファンのみならず、バスケから陸上競技に転向しようと考えている方や、近年人気のバスケオッズの時にも役立つ情報があるかもしれないので、ぜひ最後まで読んでくださいね。

目次

マイケルジョーダンは陸上競技経験者だった?

結論から伝えると、マイケルジョーダンは陸上経験があるという真実は確認できませんでした。NBA公式サイトで「史上最高のバスケットボール選手」と称されるマイケルジョーダン。

15年間の選手生活の中でシーズンMVP5回、ファイナルMVP6回を受賞し、数々の記録を残し並外れた身体能力が称賛されました。そして彼の驚愕な飛躍力は、垂直飛びの高さ122㎝と言われていることから、陸上競技をやっていたのではないか、また陸上競技でオリンピック選手として出場していたら世界記録がだせたのでは?という憶測が飛び交ったようです。

陸上競技経験者のNBA選手は?

マイケルジョーダンのように、NBA選手の中には優秀な選手が陸上競技選手だったらという内容の記事を多くみかけます。実際に陸上大会に出場するなどの経歴を持った選手はいるのでしょうか。学生時代に陸上大会に出場していたといわれている選手を紹介します。

アレン・アイバーソン

ネイスミス・メモリアル・バスケットボール・ホール・オブ・フェイムが2016年度の殿堂入り選手を発表した中の一人であるアレン・アイバーソン選手。「The Answer」の愛称で知られる彼は183cmとバスケ会では小柄な身長にも関わらず得点王を4度受賞し、2000-01シーズンでは低迷期のセブンティシクサーズをファイナルゲームまで導きました。

高校時代にはバスケットボールとアメリカンフットボールで才能を開花させる一方で、故郷であるバージニア州の陸上大会に出場しています。種目は100m、200m、走り幅跳びに参加し州内でもトップレベルの記録を持っているのだとか。

ザイオン・ウィリアムソン

身長200㎝を越え、130㎏近い体重とまさに恵まれた体格のザイオン選手は、バックボードの上を超すほどのジャンプ力と、試合中にシューズが壊れるほどの脚力を持つ選手です。

高校時代には短距離と走り高跳びで陸上大会に出場し、好成績を記録しているようです。バスケ選手として頭角を現したのは大学時代と言われています。1年生ながら1試合平均22.6得点、8.9リバウンドさらにフィールドゴール成功率は68%という素晴らしい記録を残し、全米大学バスケで最も活躍した選手に贈られる賞を数々受賞しました。

ネイト・ロビンソン

高校時代にはバスケットボール以外にアメリカンフットボール選手としても活躍し、二刀流選手として注目されていたようです。またシアトル・タイムズによると2002年に110mハードルで13.85秒を出し、州記録を更新したと報じられました。

実は172㎝と低い身長ではあるものの、高い飛躍力と空中での保持力があり、NBAのスラムダンクコンテストでは3度も優勝するほど身体能力が優れているネイト・ロビンソン選手はスポーツ ベットでも注目の選手です。

バスケと陸上競技の共通点とは?

どちらの競技ももちろん身体能力が必要不可欠ですが、一見すると球技と陸上競技では能力が異なるような気がしますよね。しかし実は共通する点がいくつもある事がわかったので紹介していきます。

持久力

NBAでは試合時間が48分とサッカーなどに比べて短いと思う方も多いと思います。しかしこの48分間にただ走るだけではなく、ドリブルやパス、シュート、ディフェンスなどの様々な動きが加わります。さらに持久力がない状態では、相手チームの動きに対してすぐ動ける判断力が賭けてしまうため重要です。陸上競技だと以下の種目で持久力を養うことができます。

  • 中距離走(800M,1500M)
  • 長距離走(3000M以上)
  • 400Mハードル

ジャンプ力

やはりバスケの見どころの一つであるダンクシュートにはジャンプ力は欠かせません。さらに、相手選手のシュートを遮ったり、シュートが外れた後にすぐボールを奪うためのジャンプ力は攻撃と守備の両方で必要なためバスケ選手には必須のスキルです。下記の陸上競技経験者であればバスケにも十分生かすことができるはずです。

  • 走り幅跳び
  • 走り高跳び
  • 三段跳び
  • 棒高跳び

瞬発力

瞬きをした瞬間に試合の展開が変わってしまうようなスピード感溢れるバスケ。一瞬一瞬を逃さない瞬発力はドリブルで相手を抜くときはもちろん、相手のフェイントや動きに対してポジションを即座に切り替える必要があります。また瞬発力の高いスタートダッシュは攻撃に切り替えるときに有利になります。

  • 短距離走
  • ハードル
  • 砲丸投げ
  • 円盤投げ
  • やり投げ

共通点がないように思われる投てき競技は、一点集中で大きな力を発揮する素早さが必要なため瞬発力が必要な競技といえます。

どうしたらNBA選手になれる?

現在活躍しているNBA選手がこれまでに経験してきたスポーツを紹介し、どのようにバスケに活かしているかお伝えしてきました。ではNBA選手になるにはどのような道のりがあるか紹介します。

幼少期からの下積み

国内外の選手をみても、家族の影響などで幼少期からバスケが身近なスポーツであった選手が多くいました。そのため小学生の時はミニバス、中学から本格的にバスケを始め、高校や大学では高いレベルのチームに所属することが理想です。

身長が低いからと諦めず、河村勇輝選手と田臥勇太選手のように活躍している選手もいることを忘れずにいかに試合で印象を残せるかがポイントです。今後のスカウトの目にも留まるプレーが重要です。

ドラフトにエントリー

通常3~4月頃に行われ、19歳以上であればエントリーが可能ですが、19歳未満の場合はアーリーエントリーという制度もあります。NBAドラフトのために大学に在籍している選手対象となり、大学生活を途中で終わらせてドラフト登録することを意味します。NBA選手のレブロン・ジェームスはこのアーリーエントリーを利用し早い段階でプロの道に進みました。

ドラフトコンバインへの参加

ドラフトコンバインとは、ドラフト指名が有力な選手が招待され、身体測定やスキルテスト、実戦形式の練習でスキルを示します。また各チームのスカウトマンやマネージャーと面談を行うため、スキルだけでなく自己アピールすることができます。

ドラフトで指名される

NBAのドラフトで指名されるには、年齢の他にも下記条件があります。

  • 高校卒業から1年以上経過している
  • 大学でプレーしている選手はNCAA(アメリカ大学体育協会)のルールに従う

指名方法は、前シーズンに成績の悪かったチームから順番に指名していく方法と合わせて、1巡目上位4位まではNBAプレーオフに進出できなかった14チームよる抽選で指名順位が確定されます。

ドラフト指名されなかったら

ドラフト外でもチームとの契約交渉によってNBAチームに加入するケースもあります。この場合、チームは追加のコストやリスクを負うことがないので、チャンスといえるでしょう。

まとめ

NBA選手の中には、短距離走やハードルなどさまざまな陸上競技の経験を持ちそれをバスケットボールに活かして活躍している選手も多くいることがわかりました。バスケに必要不可欠なジャンプ力や瞬発力、持久力は陸上で鍛えられるので、人数が少なくてバスケができない環境であったり、諸事情でバスケがすぐできない時は、陸上競技でスキルを磨くのも一つの道かもしれません。

NBAという夢の舞台を目指す人は今からできる努力を積み重ねていけるといいですね!

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