ラグビーとアメフトの違いは?発祥地と歴史についても解説

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ラグビーとアメフトの違いは?発祥地と歴史についても解説

ラグビーとアメフトは、どちらもボールを持った選手が相手チームのエンドゾーンを目指して攻めるスポーツです。しかし、試合の人数や得点方法など違う部分は多く、発祥地や歴史も異なっています。さっそくラグビーとアメフトの違いや、発祥地などについて詳しく解説していきます。

このような違いを理解すると、観戦するときの視野が広がり、スポーツベット 実践ガイドとあわせることで様々な楽しみ方が楽しめますよ。ぜひ最後まで読んでみてくださいね。

目次

ラグビーとアメフトの違い

それでは、ラグビーとアメフトの違いについて、いくつかの項目に分けてご紹介していきます。

試合人数

ラグビーは15人制であり、1試合で登録できる選手は23名、交代できる選手は8名までと決まっています。また、一度ベンチに戻った選手は、再び試合に出ることができません。

一方アメフトは11人制であり、登録選手はNFLでは53人です。交代できる選手は46人までであり、交代の回数に制限はありません。

試合時間

ラグビーの試合時間は40分×2ハーフの80分であり、負傷した選手の対応時など以外では基本的にタイマーを止めることはありません。対照的にアメフトの試合時間は15分×4クォーターの60分であり、得点したときやボールがコートの外に出たときなどには「ハドル」という作戦会議の時間を組むことができます。ハドルの際は一旦タイマーが止まるため、トータルの試合時間は120分を超えることがほとんどです。

得点方法

得点方法は、ラグビーもアメフトもそれぞれ5種類ずつあります。反則などが絡むケース以外で最も高得点を得られる得点方法は、ラグビーでは「トライ」、アメフトでは「タッチダウン」であり、どちらもゴールラインまでボールを運ぶプレーです。しかし、ラグビーの場合はゴールラインまで運んだ後にボールを地面につけなければいけないのに対し、アメフトの場合はボールを地面につける必要はありません。

また、ラグビーは、サッカーやバスケットボールのように自由に攻守が切り替わるのに対し、アメフトは野球のように攻撃と守備がはっきりと分かれています。

パスの方法

ラグビーは、ボールよりも前にいる選手へのパスは禁止されています。そのため、プレイヤーはボールを持って前に走るか、ボールを蹴って自分で取る、あるいはボールを蹴ったプレイヤーより後ろにいる選手が取るプレーのみを行うことができます。また、ボールの投げ方は下投げが基本となっています。

一方、アメフトでは、前にいる選手へのパスが認められています。しかし、オフェンス側とディフェンス側の間に引かれたスクリメージラインという架空の境界線よりも後ろにいなければならないことに加え、前へのパスを行えるのは1プレーにつき一度のみとなります。また、投げ方もラグビーとは異なっており、野球のオーバースローのように腕を振り下ろして投げます。

ラグビー・アメフトの発祥地と歴史について

ラグビーの発祥地は、イギリスであり、1820年〜30年頃に始まったとされています。起源については諸説ありますが、1823年にイギリスのラグビー校でのフットボールの試合中、ウェブ・エリス少年がボールを手に持って走ったことが発祥として広く知られています。

一方、アメフトの発祥地は「アメリカンフットボール」という名称からも分かるようにアメリカです。1869年にプリンストン大学とラトガーズ大学が、初めてサッカーのルールに近い形式で、フットボールの試合を行いました。この試合の後から徐々にサッカーやラグビーとは異なるルールが作られていき、アメフトが誕生したとされています。

ルールの制定と改正

また、ラグビーのルールが初めて制定されたのは1845年であり、正式な競技団体が設立されたのは1871年です。これに対してアメフトは、ラグビールールが制定されてからおよそ30年後の1876年、初めてルールが起草されました。同時期に「アメリカンフットボールの父」として知られるウォルター・キャンプがフットボールと深く関わりを持つようになり、ルール改正を何度も繰り返しながら、初期のアメフトが作られていきました。

最後に

以前まで日本ではサッカーや野球がメジャーなスポーツでしたが、近年盛り上がりをみせるラグビーとアメフト。今回はそれらの違いや、発祥地、歴史について解説していきました。ラグビーとアメフトは、共通点も多く一見似ているように見えますが、異なる点も多くあり、それぞれに違った魅力があるスポーツです。迫力満点のラグビーやアメフトの試合を今後も楽しんでいきたいですね。

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