3月のキリンチャレンジカップで日本代表に選出されたJリーガー選手は?

2022年11月から12月にかけて中東・カタールで開催されたW杯2022カタール大会でドイツ、スペインという強豪国を次々撃破し、2大会連続のベスト8入りを果たした森保ジャパン。2026年の北中米大会では悲願のベスト4以上を達成するために個々のスキルアップと共に、チームとしての成熟も課題の一つとなります。

その船出として2023年3月24日にウルグアイ代表、28日にコロンビア代表という南米の強豪国との親善試合(キリンチャレンジカップ)が行われました。今やヨーロッパで活躍する選手が多く選出されるサッカー日本代表ですが、Jリーグで活躍する選手も選出されています。

そこで今回はそんなJリーグで研鑽を積みながら日本代表に選出された選手7名をご紹介します!

サッカー日本代表に選出されたJリーガー7名

3月のキリンチャレンジカップに森保一監督から選出されたJリーガーは

  • 大迫敬介(広島)
  • 谷晃生(G大阪)
  • 角田涼太朗(横浜FM)
  • バングーナガンデ佳史扶(FC東京)
  • 半田陸(G大阪)
  • 西村拓真(横浜FM)
  • 町野修斗(湘南)

です。角田選手は怪我のため欠場、代わりに名古屋グランパスの藤井陽也選手が選出されました。

順番に紹介していきます!

大迫敬介

名前:大迫敬介(オオサコ ケイスケ)

所属:サンフレッチェ広島

背番号:38

ポジション:GK

生年月日:1999年7月28日

身長/体重:188cm/87kg

GKとして日本史上最年少19歳でA代表デビューを果たした大迫敬介選手の強みは

  • メンタルの強さ
  • 守備範囲の広さ

です。さらに高精度のスローイング、キックで攻撃の起点としても力を発揮します。

谷晃生

谷晃生(タニ コウセイ)

所属:ガンバ大阪

ポジション:GK

生年月日:2000年11月22日

身長/体重:190cm/87kg

2021年の東京五輪でチームをベスト4に導いた谷晃生選手の強みは

  • ハイボール処理の上手さ
  • 至近距離からのシュートに強い
  • キック精度の高さ
  • 190cmの高さを生かしたハイボール処理

です。

その強みを活かし、東京オリンピックに選出され、正GKとして全6試合にフル出場しました。ニュージーランド代表との準々決勝ではPK戦での決着となりましたが、見事に2人目のキックを止め、チームの準決勝進出に貢献しました。残念ながら準決勝でスペイン代表に、3位決定戦でメキシコ代表に敗れメダル獲得はなりませんでしたが、谷選手としては大きな経験と自信を得た大会となったことでしょう。

角田涼太朗

角田涼太朗(ツノダ リョウタロウ)

所属:横浜F・マリノス

ポジション:DF

生年月日:1996月27日

身長/体重:185cm/78kg

身長185でDFとしては貴重な左利きの角田涼太朗選手の強みは

  • 左足でのロングフィード
  • 対人守備の強さ
  • 空中戦の強さ

です。近代サッカーではCBも攻撃参加することが当たり前に求められます。その点において角田戦車は足元の技術も確かなものがあり申し分ない力を持っています。所属チームでは2023年に入ってからレギュラーの座を掴み、勢いそのままに日本代表に選出され、今後の活躍が大いに期待されています。

※今回は残念ながら怪我のため欠場となっています。

バングーナガンデ佳史扶

バングーナガンデ佳史扶(バングーナガンデ カシーフ)

所属:FC東京

ポジション:DF

生年月日:2001年9月24日

身長/体重:176cm/74kg

バングーナガンデ佳史扶選手はガーナ人の父と日本人の母を両親に持ち、非常に高い身体能力を武器に戦うSBです。その特徴は

  • 左足での高精度のキック
  • 積極的な攻撃参加

です。特にキックの精度は所属チームでプレースキックを任せられるほどです。憧れの選手としてマイコン選手(ブラジル)、ベイル選手(ウェールズ)を挙げているように、ガンガン攻撃参加をしてチャンスメイクをし、得点を挙げていくプレースタイルです。

半田陸

半田陸(ハンダ リク)

所属:ガンバ大阪

ポジション:DF

生年月日:2002年1月1日

身長/体重:176cm/63kg

半田陸選手は2019年U-17W杯に日本代表のキャプテンとして、ベスト16進出に貢献した、世代別では中心的存在です。半田選手の特徴はまずは守備でチームを安定させ、隙を見て攻撃参加をする点です。無理をして攻撃を参加するのではなく優れたポジショニングからの攻撃参加のため、守備の安定性を担保した上での攻撃参加ができるのが魅力です。

憧れの選手として3度のワールドカップを経験し、日本代表には欠かせない存在となった酒井宏樹選手を挙げています。酒井選手も安定した守備を担保した上での攻撃参加が魅力なので、後継者としてぜひ酒井選手を超える活躍をしてもらいたいですね。

西村拓真

西村拓真(ニシムラ タクマ)

所属:横浜F・マリノス

ポジション:FW

生年月日1996年10月22日

身長/体重:178cm/73kg

日本代表初選出でいきなり結果を残した西村拓真選手の魅力は「とにかく走る」ところです。2022年のJリーグの走行距離では1位から4位までを西村選手が独占しました。12キロ走ったらよく走る選手と言われますが、西村選手は13キロ中盤、多い時は14キロを超える走行距離を記録します。しかもただ走るだけでなく、得点も決め、2022年シーズンは10得点を記録しました。

ちなみに、2018-19シーズンに当時所属していたCSKAモスクワの選手としてCLでレアル・マドリードと対戦し、勝利をした経験もあります。

町野修斗

町野修斗(マチノ シュウト)

所属:湘南ベルマーレ

ポジション:FW

生年月日:1999年9月30日

身長/体重:185cm/80kg

町野修斗選手は4年間で、J3から世界最高の祭典・ワールドカップへと辿り着いたシンデレラボーイですが、ワールドカップでは出場機会を得られず、悔しい思いをした選手の1人です。そんな町野選手の特徴は

  • 185センチの身長を活かした空中戦
  • 高い得点能力
  • 左右両足から繰り出す強烈なシュート
  • ポストプレー

です。両足、頭とどこからでもゴールを決めることができ、場面に応じてポストプレーもこなす、まさに万能型FWといえます。

また、町野選手は三重県伊賀市出身ということもあり、ゴールパフォーマンスでおこなう忍者のポーズも注目を集めています。

最後に

今回は2023年3月に行われたキリンチャレンジカップに選出されたJリーガーをまとめてきました。今後力をつけて海外のリーグに挑戦することになるかもしれない選手たちです。特に半田選手はかつて中田英寿氏が所属したイタリアの名門ローマから興味を持たれているという噂もありましたので、早期の海外移籍もありそうですね!

サッカー男子日本代表も女子代表のようにワールドカップを制するにはボトムアップが欠かせません。今回紹介した選手たちのさらなる飛躍を期待しましょう!

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