2022FIFAワールドカップ開幕!これまでの日本代表W杯成績まとめ

4年に一度のサッカーの祭典・FIFAワールドカップがカタールで11月20日に開幕しました!

7大会連続7回目の出場となる日本は、ワールドカップ優勝経験国のドイツ・スペインと、南米コロンビアと同グループという「死の組」に入っています。非常にタフな戦いとなりますが、なんとかグループリーグを突破し、森保一監督が目標に掲げる「日本史上初のベスト8進出」を、果たして欲しいですね!

そこで今回は、グループリーグ突破を狙う日本代表についてワールドカップでのこれまでの成績をまとめていきます!

サッカー日本代表のワールドカップ結果まとめ

サッカー日本代表は、今回のカタールワールドカップで7大会連続7回目の出場となります。それでは、温故知新ということでこれまでの大会の結果をまとめます。

①1998年フランス大会:日本代表のW杯初出場

サッカー日本代表は、1993年の「ドーハの悲劇」、1997年の「ジョホールバルの歓喜」を経て、1998年のフランス大会でワールドカップ初出場を果たします。この大会では、三浦和良選手と北澤豪選手が本戦登録メンバーから外れるという大きなサプライズがあったことも印象深い大会です。

試合は初戦でアルゼンチン代表、第2戦ではクロアチア代表と立て続けに強豪国と対戦し、いずれも0−1と完敗を喫し、第3戦のジャマイカ代表戦で中山雅史選手が日本史上初のW杯での得点を記録しますが、1-2で敗北しました。力の差を感じる結果となった一方で、中田英寿選手や小野伸二選手ら後の日本代表の中心選手が片鱗を見せる大会となりました。

②2002年日韓大会:グループリーグ突破の快挙

中田英寿選手や小野伸二選手らの「黄金世代」と呼ばれる年代の選手達が、日本史上初のグループリーグ突破を果たしました!

初戦のベルギー代表戦では、先制されベルギーにリードを許しながらも鈴木隆行選手と稲本潤一選手のゴールで逆転。しかし、その後に追いつかれて結果は2−2の引き分けに終わりました。惜しくもワールドカップ初勝利は逃しましたが、初めての勝ち点を獲得しました。

第2戦のロシア代表戦は、日本スポーツ史上最高の視聴率66.1%を記録しました。試合は稲本選手が2試合連続ゴールを決めて1−0でワールドカップ初勝利を飾ります。そして、第3戦でチュニジア代表に2−0で完勝し、2勝1敗で史上初のグループリーグ突破を果たしました!

決勝トーナメントでは、トルコ代表に0−1で敗れてしまいましたが、母国開催となった「夢の舞台」で、初めての勝ち点、勝利、そしてグループステージ突破、ベスト16進出、と多くの記録を残しました。

③2006年ドイツ大会:またしても世界の壁に阻まれる

中田選手や小野選手の黄金世代に加え、中村俊介選手や高原直泰選手を加えた「史上最強の日本代表」は、新監督に世界的な名手であったジーコ氏を迎え、世界最速でのワールドカップ出場権を獲得。大会前にはイングランド代表、ブラジル代表に引き分けるなど、世界の強豪国とも渡り合い、ワールドカップ への期待が非常に大きくなっていました。しかし、またしても世界の高い壁に日本の夢は砕け散ることとなります。

初戦オーストラリア代表戦では中村選手のゴールで先制するも、1−3の逆転負け。第2戦クロアチア代表との一戦は、川口能活選手がPKストップを決めるなど守備陣が奮闘するも、攻撃陣が決定的チャンスをものに出来ずにスコアレスドロー。そして、ブラジル代表との第3戦は前半開始早々に玉田圭司選手のゴールで先制するも、前回王者の前に1−4の大敗を喫します。中田英寿選手が試合後にセンターサークルで仰向けに寝転ぶ姿が、非常に印象的な大会となりました。

④2010年南アフリカ大会:主役は本田圭佑選手

ワールドカップ開幕直前に追い求めていた前線からのプレッシングでボールを奪い、素早く攻撃に転じるという戦術から堅守速攻スタイルへの大幅な変更を行った日本代表。これにより、それまで主力として出場していた選手に代わって本田圭佑選手らがスタメンとなり、当時26歳の長谷部誠選手がゲームキャプテンに就任。後のブラジル、ロシアW杯での主力となる選手たちが出場する大会となりました。

初戦のカメルーン代表戦では、松井選手のクロスから本田選手がゴールを決めて1−0で勝利。第2戦オランダ代表には0−1と惜敗するも、第3戦デンマーク代表戦で3−1と快勝し、2002年の日韓大会以来、母国開催以外では初めてのグループステージ突破を果たしました!

決勝トーナメントでは、パラグアイ代表にスコアレスドローの末、PK戦で敗北し初のベスト8進出をあと一歩のところで逃しています。

⑤2014年ブラジル大会:現実を突きつけられた

本田選手がACミランで背番号10を背負い、長友佑都選手はインテルでレギュラーを獲得、内田篤人選手はUEFAチャンピオンズリーグでベスト4進出に貢献、香川真司選手はブンデスリーガとプレミアリーグそれぞれで優勝を経験など、日本代表選手である多くの選手が欧州の舞台で活躍しており、史上初のベスト8も夢物語ではないと思われていた2014年のワールドカップ。

しかし、ブラジルの地で待っていたのは厳しい「現実」でした。初戦でコートジボワール代表戦に1−2で逆転負けを喫すると、第2戦ギリシャ代表戦では相手に退場者が出て有利な状況になったにも関わらず、攻め切れずスコアレスドロー。第3戦コロンビア代表戦は、前半終了間際に岡崎慎司選手の同点弾で追い付くも、後半に3失点して1−4の惨敗。ベスト8進出夢への挑戦は、結局1勝も上げられないまま幕を閉じることとなりました。

⑥2018年ロシア大会:あと一歩で「夢」を逃す

前回大会のロシアW杯では、苦しみながらもワールドカップ出場権を獲得。しかし、開幕2ヶ月前に西野朗監督へ交代するというドタバタの中で開幕を迎えました。

4年前に現実を突きつけられたコロンビア代表と対戦したグループステージ初戦は、開始早々に獲得したPKを香川真司選手が決めて先制点を奪い、その後に同点となる中で大迫勇也選手が勝ち越しゴールを奪って2−1でリベンジを果たします。この勝利はワールドカップの歴史上、アジア勢が南米勢に初めて勝利したという歴史的な一勝になりました!

第2戦のセネガル代表戦は2−2の引き分け、第3戦ポーランド代表戦は0−1で落とすも、警告や退場数によるフェアプレーポイントによってグループステージ突破を果たしました。

決勝トーナメント初戦の相手は、当時FIFAランキング3位ベルギー代表。日本代表が圧倒的不利と目された一戦は、スコアレスの後半開始早々に原口元気選手と乾貴士選手が立て続けにゴールを奪い、なんと日本代表が2−0とリードを奪います!しかし、立て続けに2点を奪われて同点で迎えた後半アディショナルタイム、日本代表のCKが阻まれた瞬間に始まったベルギー代表の超高速カウンター「ロストフの14秒」で2−3と逆転を許し、日本代表のロシアでの挑戦が幕を下ろしました。

最後に

7大会連続でワールドカップに出場する、サッカー日本代表。これまでの大会では、非常に大きな期待がかかる中、結果を残し切ることができませんでした。しかし、その中でも次の世代の主力選手が片鱗を見せてくれています。

今大会も久保建英選手や冨安健洋選手など、若い選手が主力として活躍が期待されています。チームの目標となっているベスト8以上を達成しながら、若手選手が経験を積み、次の大会でも活躍してもらえることを期待したいですね!

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