陸上界のレジェンド!朝原宣治 現役時代の経歴は?現在は何している?

陸上の短距離走で、数々の日本初の記録を残した朝原宣治さん。北京オリンピックで銀メダルを獲得した走りは、日本中に勇気を与えました。そして、日本の短距離を世界と戦えるレベルまで底上げした貢献者の1人と言えます。2009年に現役を引退してからも、次世代の指導やマスターズ参加など活発に活動され、その功績もあり、2025年デフリンピックのアンバサダーに就任しました。そこで今回は陸上界のレジェンド!朝原宣治 現役時代の経歴は?現在は何している?について紹介します。

朝原宣治さんの現役時代の記録

高校時代から陸上競技に本格的に取り組み、「和製カール・ルイス」と呼ばれた朝原宣治さん。日本の短距離走を世界と戦えるレベルまで牽引した偉大な選手の現役時代の記録について紹介します。

100メートル

  • 1993年:10秒19で日本人初の10秒10台を記録
  • 1996年:10秒14で当時の日本新記録達成
  • 1996年:アトランタオリンピックで28年ぶりに準決勝進出
  • 1997年:10秒08で日本人初の10秒00台を記録
  • 2001年:10秒02で当時の日本歴代2位(2024年では日本歴代6位)

日本初の記録や当時の歴代トップクラスの記録で走りきった朝原宣治さんは、日本の短距離レジェンドに相応しい偉大な記録を多く残しています。

4×100メートルリレー

  • 2008年北京オリンピックに出場し、銀メダルを獲得

朝原宣治さんは、4回目となるオリンピック出場で、走順はアンカーを務めました。そして、日本人が世界で戦えるということを証明するような力強い走りを見せて、オリンピック男子トラック競技で日本初となるメダル獲得に貢献しました。

朝原宣治さん現在はなにしているの?

2009年に現役を引退した朝原宣治さん。しかし、陸上競技との関わりは続いているようで、大阪ガスに勤務しながら、大阪ガス陸上競技部の副部長を務め、一般社団法人「アスリートネットワーク」では副理事長を務めるなどスポーツの発展に貢献しているようです。更に2010年には「NOBY T&F CLUB」の主宰として、次世代の陸上選手の育成にあたっています。そして、引退後も様々なイベントに参加し、スポーツ界の発展に貢献していたことが評価され、2025年に第25回大会が初めて日本で開催される予定の東京2025デフリンピックの応援アンバサダーに就任しました。

引退後の陸上競技の記録

引退後もマスターズの大会に参加しているようなので、その結果について紹介します。

  • 2018年:世界マスターズ選手権4×100メートルリレーМ45部門出場

タレントの武井壮さんらと共に出場し、世界新記録には届かなかったものの、金メダルを獲得しています。

  • 2023年9月第29回滋賀県マスターズ選手権出場

滋賀で開催された選手権に参加しました。朝原宣治さんは、50歳から54歳までが参加できるМ50の100メートルに参加し、11秒48のタイムを記録し、見事1着でゴールしました。

  • 2023年11月アジアマスターズ陸上競技選手権4×100メートルリレー出場

44秒42という世界新のタイムを記録し、金メダルを獲得しました。

世界新記録を記録した際の朝原宣治のSNS

プロフィール

  • 生年月日:1972年6月21日
  • 出身地:兵庫県
  • 経歴:同志社大学→大阪ガス
  • オリンピック出場回数:4回
  • 世界陸上出場回数:6回
  • 現役引退:2009年
  • 奥さん:奥野史子(元シンクロナイズドスイミングの選手)

まとめ

今回は陸上界のレジェンド!朝原宣治 現役時代の経歴は?現在は何している?について紹介しました。日本初の10秒00台の記録や、北京オリンピックでの銀メダル獲得など、日本短距離界の発展に大きく貢献された朝原宣治さん。引退後も大阪ガスに務め、「NOBY T&F CLUB」の主宰として、次世代の育成に取り組んでいます。更にマスターズに参加し、世界新で金メダルを獲得するなど日本の陸上界を盛り上げているレジェンドです。そういった功績が評価され、2025年には日本初開催となるデフリンピックのアンバサダーに就任することも決定しており、活躍の場を広げています。気になった方は是非チェックしてみてください。

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