WBCでの日本代表の戦いによって日本全国で大きな盛り上がりをみせたプロ野球の2023年シーズンがNPB、MLBともに3月31日に開幕しました。
MLBには今シーズンから吉田正尚、千賀滉大、藤浪晋太郎がNPBで大いに力をつけて挑戦していくことになります。そしてメジャーリーグ 個人成績の上位に位置する選手の中にはNPBで力をつけた外国人選手も少なからずいます。
そこで今回はそんなNPBで力をつけてMLBで大活躍する外国人選手3名をご紹介していきます!
NPBで力をつけた選手3名
NPBで力をつけた選手1人目:マイルズ・マイコラス(セントルイス・カージナルス)
投打:右投右打
身長/体重:196センチ/100キロ
生年月日:1988年8月23日
経歴:ノバサウスイースタン大-パドレス-レンジャーズ-巨人-カージナルス
NPB通算成績:62試合(424回2/3)、31勝13敗、378奪三振、防御率2.18
2009年にMLBドラフト7巡目でパドレスから指名を受けプロ入りを果たすも、メジャーで満足のいく結果を残すことができませんでした。2015年から加入した巨人では、1年目から11連勝をマークするなど13勝3敗、防御率1.92と文句なしの結果を残しました。16年は故障などもありましたが、最終年の2017年には188回を投げ、14勝、187奪三振、防御率2.25と圧巻の投球を見せ、最多奪三振も手にしました。
カージナルスでMLB復帰を果たすと1年目から200回2/3を投げ、18勝4敗、防御率2.83とエース級の活躍で最多勝を獲得。日本で開花させた才能をメジャーの舞台でも通用することを示します。2022年は202回1/3を投げ、12勝13敗と負け越したものの、防御率3.29と高水準の数字を残し、チームの地区優勝に大きく貢献。WBCでもアメリカ代表として銀メダル獲得に貢献しました。
NPBで力をつけた選手2人目:ロベルト・スアレス(サンディエゴ・パドレス)
投打:右投右打
身長/体重:188センチ/95キロ
生年月日:1991年3月1日
経歴:セシリオアコスタ高 – メキシカンリーグ-ソフトバンク-阪神-パドレス
NPB通算成績:191試合(205回)、7勝13敗、68S、37H、209奪三振、防御率2.81
メキシカンリーグで活躍していたところをソフトバンクにスカウトされ、NPBにやってきました。ソフトバンクでは1年目に58試合を投げ、26ホールドをマークするなどブルペンを支えました。2020年に阪神へ移籍、守護神に抜擢されたことで才能が開花。2021年には、62試合の登板で、42セーブ、防御率1.16という圧巻の結果を残し、2年連続の最多セーブに輝きました。
2022年からMLBに舞台を移し、パドレスではリリーフとして45試合登板に登板し、5勝1敗1セーブ11ホールド、防御率2.27の好成績を残し、ブルペン陣を支える働きを見せました。また、ポストシーズンでも好リリーフを連発。ワイルドカードからリーグ優勝決定シリーズまで駒を進める原動力となりました。
NPBで力をつけた選手3人目:ニック・マルティネス(サンディエゴ・パドレス)
投打:右投左打
身長/体重:185センチ/90キロ
生年月日:1990年8月5日
経歴:フォーダム大-レンジャーズ-日本ハム-ソフトバンク-パドレス
NPB通算成績:63試合(378回1/3)、21勝22敗、1S、1H、297奪三振、防御率3.02
2017年まではレンジャーズで4年間主に先発としてシーズンを過ごしていましたが安定感を欠いていました。2018年に日本ハムでNPB入りすると、1年目から10勝を上げる活躍を見せます。2021年からソフトバンクへ移籍すると、140回2/3の登板で防御率1.60と、球界屈指の数字を記録しました。
2022年からパドレスでMLB復帰すると、シーズン序盤は先発ローテーションを担い、6月下旬からはリリーフとしてブルペンを支えました。レギュラーシーズンでは47試合(106回1/3)に登板、防御率3.47をマーク。MLB史上初の「10先発以上、4ホールド以上、8セーブ以上」を達成するなどフル回転し、ポストシーズンでも好投を披露しました。
最後に
プロ野球 試合数 2021はコロナの影響で、試合数こそ通常通りになったものの、人数制限などで今まで通りとはなりませんでした。今シーズンからNPB、MLBともに制限なしの開催となっており、活気が戻ってきた感じがします!
今回ご紹介した選手だけでなく、WBCで日本代表として活躍したラーズ・ヌートバーも日本にルーツがあり、そういった選手たちが活躍する、というのは感慨深いものがありますよね。
2023年シーズンもMLBの舞台で日本人選手だけでなく、日本にゆかりのある選手たちが大いに活躍してくれることを期待しましょう!