2024年パリオリンピックのレスリング女子53kg級日本代表に内定している藤波朱理選手。レスリング界のレジェンドである吉田沙保里さんを超えると言われており、レスリング界のニューヒロインとして注目を集めています。
そこで今回は、藤波朱理選手のプロフィールや成績、父親が藤波辰爾さんという噂について調べてみました!
藤波朱理(ふじなみ あかり)のプロフィール
- 生年月日:2003年11月11日
- 年齢:20歳
- 出身地:三重県四日市市
- 身長:164cm
- 血液型:O型
- 出身校:日本体育大学在学中
- 所属:日本体育大学レスリング部
- 現在の階級:53kg級
藤波朱理の成績まとめ
元レスリング選手の吉田沙保里のあだ名「絶望」で、「霊長類最強女子」の異名を持つことでも知られていますが、その吉田沙保里さんは世界大会16連覇、個人戦206連勝を記録。その吉田沙保里さんの記録を上回ると言われているのが藤波朱理選手です。こちらでは藤波朱理選手のこれまでの成績をまとめました。
40kg級での成績
1988年ソウル五輪代表候補の父親と元レスリング選手で総合格闘家の兄・勇飛選手の影響で、4歳からレスリングを始めた藤波朱理選手。引退後に指導者となった父親の指導の下、レスリングに励みました。そして徐々に頭角を現していった藤波選手は、年代ごとの全国大会に出場するようになり、上位の成績を収めるまでに成長していきました。
しかし中学進学後は、2位や3位で終える大会が続くことも。当時、藤波選手は負けた相手に「どうしても勝ちたい」と日々練習に取り組み、「勝てない」壁をぶち破ったといいます。
大会名 | 結果 | |
2016年 | ジュニアクイーンズカップ | 優勝 |
JOC杯 カデットの部 | 3位 | |
全国中学生選手権 | 3位 | |
全日本女子オープン選手権 中学生の部 | 3位 | |
全国中学選抜選手権 | 2位 | |
2017年 | ジュニアクイーンズカップ 中学生の部(44kg級) | 優勝 |
全国中学生選手権(44kg級) | 2位 | |
全日本女子オープン選手権 中校生の部(48kg級) | 優勝 | |
全国中学選抜選手権(48kg級) | 優勝 |
49kg級での成績
中学3年生の時にアジアカデット選手権とU15レスリングアジア選手権を制した藤波朱理選手は世界カデット選手権でも優勝。49kg級で出場した大会は全て優勝し、2017年から始まった連勝記録を伸ばし続けました。
大会名 | 結果 | |
2018年 | クリッパン女子国際大会 カデットの部 | 優勝 |
ジュニアクイーンズカップ カデットの部 | 優勝 | |
JOC杯 カデットの部 | 優勝 | |
アジアカデット選手権 | 優勝 | |
全国中学生選手権(52kg級) | 優勝 | |
世界カデット選手権 | 優勝 | |
全日本女子オープン選手権 中校生の部(52kg級) | 優勝 | |
U15アジア選手権(54kg級) | 優勝 | |
全国中学選抜選手権(54kg級) | 優勝 |
53kg級での成績
高校は父親がレスリング部監督を務める三重県立いなべ総合学園高等学校に進学した藤波朱理選手。1年生でインターハイを制すると、その後も連勝記録を更新。3年生で出場した世界選手権では対戦相手に1ポイントも与えず、全試合テクニカルフォール勝ちで優勝を飾りました。
藤波選手は2022年4月に日体大に入学していますが、父親は藤波選手の上京に先駆けて2021年に同大学のコーチに就任し現在も藤波選手を指導。1年生の6月に出場した全日本選抜選手権での優勝で、吉田沙保里さん、伊調馨さんに続いて連勝記録を100の大台に乗せました。
大会名 | 結果 | |
2019年 | クリッパン女子国際大会 カデットの部 | 優勝 |
ジュニアクイーンズカップ カデットの部 | 優勝 | |
インターハイ | 優勝 | |
全日本女子オープン選手権 高校生の部 | 優勝 | |
2020年 | クリッパン女子国際大会 カデットの部 | 優勝 |
全日本選手権 | 優勝 | |
2021年 | ジュニアクイーンズカップ ジュニアの部 | 優勝 |
全日本選抜選手権 | 優勝 | |
世界選手権 | 優勝 | |
全日本選手権 | 優勝 | |
2022年 | ジュニアクイーンズカップ ジュニアの部 | 優勝 |
アジア選手権 | 優勝 | |
全日本選抜選手権 | 優勝 | |
全日本学生選手権(55㎏級) | 優勝 | |
全日本選手権 | 優勝 | |
2023年 | ザグレブ・オープン | 優勝 |
ダン・コロフ-ニコラ・ペトロフ国際大会 | 優勝 | |
アジア選手権 | 優勝 | |
全日本選抜選手権(明治盃受賞) | 優勝 | |
世界選手権 | 優勝 | |
アジア大会 | 優勝 |
2024年パリオリンピックレスリング女子日本代表に内定
2023年9月にセルビアで開催された世界選手権で優勝を果たした藤波朱理選手は、2024年パリ五輪への切符を手にしました。藤波選手にとっては初のオリンピック出場となります。中学時代からの公式戦連勝記録も「133」となり、金メダルの最有力候補に挙がっています。
藤波朱理の父親はあの藤波辰爾?
藤波朱理選手の父親はプロレスラーの藤波辰爾さんという噂がありますが、結論から言うと2人は親子関係ではありません。名字が同じで、2人とも格闘技選手という共通点から親子説が浮上したようですが、藤波朱理選手は三重県出身、藤波辰爾さんは大分県出身で出身地も異なり、2人の関係性については不明です。
藤波朱理選手の父親の名前は藤波俊一さんといい、元レスリング選手。藤波朱理選手と同じく日体大のレスリング部出身で、学生時代には2度の国体優勝や、ソウル五輪代表の最終候補に残るほどの実力の持ち主です。
まとめ
今回は、パリ五輪レスリング女子53kg級代表・藤波朱理選手のプロフィールや成績、父親が藤波辰爾さんという噂にまとめてみました。吉田沙保里さんは21歳の時にアテネ五輪初出場を果たし金メダルを獲得していますが、藤波朱理選手は吉田さんより1歳若くして五輪初出場&金メダル獲得を狙います。
2代目「霊長類最強女子」になるかもしれない藤波朱理選手のこれからの活躍を楽しみにしています!