佐々木朗希や山本由伸だけじゃない!WBCでMLBから注目を集めたのはこの5選手!

大谷翔平やダルビッシュ有をはじめ多くのMLBプレーヤーが参加したWBCにおいて、NPBの選手が力を大いに発揮し、日本代表の日本一に貢献しました。そしてWBCを主催するMLBから高い評価を集めた選手も少なくありません。

そこで今回はWBCで大活躍し、MLBから注目を集めた選手5名についてまとめていきます!

今永昇太

宮崎キャンプからWBC公式球に適応し、大会を通して好投したベイスターズの今永昇太が最も評価を上げた選手といえます。

アメリカとの決勝戦では先発を任され、今大会最多の5本塁打を放ったトレイ・ターナーに一発を浴びたものの、2回1失点で勝利投手となりました。WBCでの投球を分析したメジャー関係者は「球速だけでなく、投球の回転数などの数値が抜群でした。普段のレギュラーシーズンと変わらず、メジャーのボールへの順応性も実証した。メジャー各球団の評価は高いはずです」と断言しています。実際、自身が課題と取り組んできた球速も最速154キロを連発し、地力の高さを見せつけました。

今シーズンオフでのMLB挑戦を希望しているだけに、2023年のシーズンにかける選手として活躍に期待がかかります。

高橋宏斗

次に評価を上げたのがドラゴンズの高橋宏斗です。日本代表の最年少としてWBCに挑んだ高橋は決勝戦の5回に登板し、マイク・トラウト外野手、ポール・ゴールドシュミットから三振を奪うなど1回を無失点に抑えた。とりわけ注目を集めたのがゴールドシュミットを三振に仕留めた156キロのストレートです。昨年ナ・リーグのMVPに輝いたゴールドシュミットが打つことを諦めるほどの一球でした。

試合後にはアメリカの野球ファンから「この投球はアートだ」「この青年は20歳で、オールワールドチームを決勝で圧倒している」とコメントが集まりました。

まだプロ3年目ということもあり、通例で考えるとMLB挑戦は早くても7年は先となります。NPBでさらに力をつけ、MLBでの大活躍の下地を作っていってもらいましょう!

大勢

WBCで評価を上げた選手3人目はジャイアンツの大勢です。クローザー候補の栗林が腰痛のため戦線離脱し、クローザー、中継ぎとしてチーム最多の4試合に登板し、無失点と役割を完璧にこなしました。特に決勝戦、8回ダルビッシュ、9回大谷という夢物語のプレッシャーのなかでも変わらない投球をしたのは23歳とは思えないほどの投球でした。

アメリカの記者からは「低い腕の位置から回転数の多い直球を投げられる。フォークもいい。三振が欲しいところで取れる制球力もある。本人は将来的に先発を希望しているらしいが、成功できるだろう。先発も救援もできるというのはプラス評価だよ」と最高級の評価を受けています。

戸郷翔征

WBCで評価を上げた選手4人目はジャイアンツの戸郷翔征です。グループリーグ初戦と決勝戦に2番手(第2先発)として登板しました。決勝戦ではいきなりトラウトとの対決になりましたが、得意のフォークで三振を奪うなど強力アメリカ打線を相手に2回無失点の好投を見せました。

戸郷の投球に海外メディアが続々と反応しました。米アナリストは「日本の投手たちが投げる縦の変化球は正気の沙汰ではない。ショウセイ・トゴウも20インチだ」とフォークボールの落ち幅に驚愕していました。さらに“ピッチング・ニンジャ”の愛称で知られる投球分析家のロブ・フリードマンは「ショウセイ・トゴウが意地悪な87マイルのスプリットで三振を奪う」と反応すると、MLB公式サイトのケイシー・ドロッターは「トゴウのこのボールはいやらしい」とツイートし、戸郷の決め球を称えています。

過去にWBCに出場した選手でジャイアンツからフォークボールを武器にMLBに挑戦した上原浩治のように、いずれはMLBで活躍する姿を見せてくれるかもしれません!

岡本和真

ここまで投手を紹介してきましたが、打者の中にも大会前から大きく評価を上げた選手がいます。それがジャイアンツの岡本和真です。

大会前は村上宗隆や吉田正尚、山川穂高のバックアップメンバーとして考えられていましたが、練習試合から打撃好調を維持し、レギュラーを奪取しました。準決勝のメキシコ戦では相手左翼手のファインプレーで惜しくも本塁打を逃しましたが、グループリーグのイタリア戦、アメリカとの決勝では本塁打を記録しています。場面によってチャンスメイクに徹したり、自分で決めることができたりする器用さも魅力のようです。

最後に

今回はWBCで評価を上げた選手たちをまとめてきました。たまたまジャイアンツの選手たちが評価を上げたようです。

個人的に評価を上げたのはライオンズの源田壮亮が怪我をおして出場したことでした。「たまらん守備」で幾度となくチームを救い、日本代表の優勝には欠かせませんでした。

次回大会が2026年なので、今回紹介した選手以外にも、現在高校生でももしかしたら日本代表として戦い、MLBから注目を集める選手が出てくるかもしれませんよね!

この記事が気に入ったら
いいね ! しよう