100m走現世界記録保持者のウサインボルト氏は100m走を9秒58というタイムの自己ベストを持っているのはとても有名ですが50m走のタイムはいったいどのぐらいのタイムで走るのか?気になりませんか?
そもそも50m走では誰が一番速いのか?世界記録保持者は誰なのか?まずはそこについて言及していきますね。
現在、50m走の世界記録保持者はカナダ国籍のドノバンベイリー氏でして、タイムは5秒56です。
このタイムは当然、手動計測(ストップウォッチ計測)では無く、電動計測(電気時計計測)です。
この、電動5秒56というタイムがどのぐらい凄いのかというと、手動計測に換算してみれば分かります。手動計測は電動計測よりも0,24秒速く出るとされているのでドノバンベイリー氏の手動タイムは5秒32程度という恐ろしく速いタイムです。
我々日本人の一般成人男性の50m走タイムの平均が約7秒5程度(手動計測)だという事を考えるとあまりにも桁外れなのが分かるでしょう。
では、ウサイン・ボルト氏の50m走は何秒なのか?もっと速いのではないか?と思いませんか?
はい、ドノバンベイリー氏よりも速いです。
ウサイン・ボルト氏は100m走で世界記録の9秒58を出した際、50m通過時のタイムが5秒47でした。
つまり、ドノバンベイリーよりも0,09秒も速く50mを走れるという事になります。
しかし、この5秒47はあくまでも100m走タイム計測が前提での50m通過時のタイムなので当然、50m走での世界記録が公認される事はありません。
そもそも50m走という種目は陸上競技の公式種目では無く、ドノバンベイリー氏の計測されたタイムは非公認記録なのです。
ですから50m走のタイムを測るスプリンターは少ないのです。つまり、50m走のタイムを多くのスプリンターが行えばドノバンベイリーの記録を抜くことも不可能では無く、その気になれば今すぐにでもアメリカやジャマイカ辺りのスプリンターであれば世界記録を塗り替えることができるかもしれません。
非公式種目なのでやる必要も無いと言われればそれまでですが・・・。
ただ、ドノバンベイリー氏の5秒56というタイムは相当に速く、日本の桐生祥秀選手や山縣亮太選手が10秒0台時の記録した100m走通過タイム5秒61よりも0,05秒も速いのです。50m走日本記録保持者は朝原宜治さんの5秒75でして、彼も100m走10秒02の自己ベスト保持者です。
ウサイン・ボルト氏の50m走通過タイムは5秒47で手動換算すると5秒23程度です。測り方によっては4秒台も出るかもしれない速さなので間近で見たらきっと圧倒されるに違いありません。