アメリカでの武者修行を経て代表復帰!宮部藍梨のプロフィールや生い立ち

世界バレーで40年ぶりにブラジルから勝利をし、ベスト8入りしたバレーボール女子日本代表。最終順位は、獲得セット数などから「5位」に輝きました!

主将の古賀紗理那選手が3戦目のブラジル戦で負傷する緊急事態の中、存在感を放ったのが5年ぶりに代表に選出された、宮部藍梨選手です。大会前には、妹の宮部愛芽世(みやべあめぜ)選手との「姉妹同時登録」でも話題となりましたよね。

今回は、女子バレー 日本代表・宮部藍梨選手のプロフィールや生い立ちについてまとめていきます!

宮部藍梨のプロフィールと生い立ち

女子バレー 日本代表の宮部藍梨選手について、プロフィールと生い立ちをご紹介していきます。

  • 生年月日:1998年7月29日
  • 出身地:兵庫県尼崎市出身
  • 身長:181センチ
  • ポジション:OH(アウトサイドヒッター)

宮部藍梨選手は、ナイジェリア人の父親と日本人の母親、3つ歳の離れた妹・愛芽世選手の4人家族です。両親はバレーボール選手だった、というわけではなく、むしろお母様はスポーツが苦手だったという噂もあるほどです。

小学校3年生からバレーボールを始め、中学、高校とそれぞれのカテゴリーで日本代表にも選出されるなど、大きな期待をされ、そして結果を残してきました。

現在では181cmの身長を生かし、女子バレー 日本代表ではMB(ミドルブロッカー)としての出場も増えています。

宮部藍梨のバレーボール選手としての経歴

女子バレー 日本代表・宮部藍梨選手の各年代ごとの活躍についてまとめていきます

小学校〜中学校時代

小学3年生でバレーボールを始めた、宮部藍梨選手。2013年末の全国都道府県対抗中学バレーボール大会では、最も将来有望な選手に与えられる「JOC・JVAカップ」を受賞する活躍を見せ、この時から将来を期待されていました。

金蘭会高校時代

中学卒業後は、大阪府にある金蘭会高校へ進学しました。2014年には東京五輪へ向けた、日本協会の集中強化対象「Team CORE」(男子10人・女子8人)に選出され、さらに10月に開催されたアジアユースバレーボール選手権では、MVPを獲得。優勝に大きく貢献しました。

2015年1月に全日本高校選手権に1年生ながらエースとして出場すると、決勝で同じ大阪代表の大阪国際滝井高校と対戦。両チーム最多の24得点を挙げ、チームの初優勝に貢献しました。 2015年4月には、高校生でただ一人全日本メンバーに選出されました。

神戸親和女子大学からアメリカ武者修行へ

高校卒業後は神戸親和女子大学に進学をしますが、「しっかり勉強もしたくて、バレーも高いレベルでしたい」という目標を持ち、2017年9月からアメリカの2年制大学であるサウスアイダホ大学に留学しました。

2年時には、NJCAAディヴィジョンI全米選手権決勝で最多23得点、サービスエース2本を決め優勝に貢献。AVCAが制定する、2年制大学部門の女子年間優秀選手に選ばれました。

その後、2019年にミネソタ大学に編入し、さらに力をつけてきました。

ヴィクトリーナ姫路へ加入

2022年に入り、約6年ぶりに女子バレー 日本代表に復帰した宮部藍梨選手。6月には、Vリーグの「ヴィクトリーナ姫路」への加入が発表されました。

世界バレー2022で躍動!真鍋政義監督からも高い評価

女子バレー 日本代表に復帰した今季は、海外遠征でMB(ミドルブロッカー)としての適性を見いだされ、世界選手権出場メンバー14人に滑り込みました。ブロックでは「相手コートの中に、どれだけ自分の手を残せるか」を意識しているそうで、ワンタッチを取ることで、味方のコンビ攻撃につなげる役割を果たしています。

真鍋政義監督も「宮部が入るだけでかなりディフェンスしやすい」と高く評価。チームの勝利のため、与えられた持ち場で持てる力を発揮する技術もそうですが、精神力の強さも目を見張るものがあります。

まとめ

女子バレー 日本代表に高校2年生で初選出され、その後アメリカで研鑽を積んできた宮部藍梨選手。先日の世界バレーでは、普段とは異なるポジションながら真鍋政義監督からも非常に高い評価を受ける活躍を見せました!

パリ五輪でバレーボール女子がメダルを獲得するには、主将の古賀紗理那選手や石川真佑選手だけでなく、宮部藍梨選手と妹の愛芽世選手の活躍が欠かせないでしょう。今後さらに力をつけていく宮部藍梨選手に期待しましょう!

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