2025年世界陸上東京大会にも出場しており、活躍も期待されている中島ひとみ。そんな中島ひとみが2025年7月に突如結婚していたことを発表し、世間に驚きを与えました。
今回は、そんな中島ひとみの結婚や馴れ初めについてと、経歴を紹介していきたいと思います。
中島ひとみは結婚したの?
中島ひとみは2023年に結婚していたことを、2025年7月の日本選手権の決勝後の取材で、突然公表しました。お相手は、男子400mハードルの豊田将樹です。競技をする中で、彼の存在が大きく、2年間コーチとしてみてもらい、二人三脚でやってきたそうです。公表のときには、夫婦共々世界を目指してやっていきたいとも話しています。
しかし、結婚公表まで、2年あります。公表が遅くなったことについては、理由があったのです。その理由について紹介していきたいと思います。
結婚の公表が遅れた理由は?
中島ひとみが豊田将樹との結婚を公表するまで、2年あったことについては、理由がありました。豊田将樹の『アンチ・ドーピング規則違反』と認定を受けて、2022年5月から2年間の資格停止処分を受けていたのです。そのため、公表を控えていたのです。しかし、2024年の5月に競技復帰しました。豊田将樹は、潔白を訴えており、そして同年6月には、世界アンチ・ドーピング機構の
不服申し立てが却下されました。その結果、処分が軽減され、競技にも本格的に復帰できるようになったのです。そのタイミングで、公表に至ったそうです。
中島ひとみと豊田将樹の馴れ初め
中島ひとみと豊田将樹の馴れ初めは、正式には公表されていません。しかし、同じハードルの選手であったため、大会や合宿で顔を合わせることがかったことがきっかけではないかと言われています。顔を合わせ、一緒に切磋琢磨していくうちに、お互いの考え方や競技への取り組み姿勢に共感等が芽生え、交際に至ったのではないでしょうか。
また、中島ひとみは兵庫県出身で、豊田将樹は中高と関西の学校に進学していたことから、関西で過ごした共通点があったことも関係しているかもしれません。さらに中島ひとみが、不調の時に豊田将樹がポジティブに支えてくれたようです。お互いに競技を頑張る支えとなり、結婚に至りました。
経歴紹介
では、中島ひとみと豊田将樹はお互いにハードラーとして、どのような経歴を辿ってきたのでしょうか。それぞれの経歴を紹介していきたいと思います。
中島ひとみの経歴
中島ひとみは、1995年7月13日生まれの30歳です。中学時代より、ハードルを始めます。中学三年生のときには、全国中学校体育大会で日本一となりました。高校は夙川学院高校に進学し、高校二年生の時に、日本ユース優勝、国体優勝を果たします。
スランプ時期
中島ひとみは高校二年生の時に優勝を果たしましたが、その後は、プレッシャーなどにより、結果を残せませんでした。高校三年生のときには、ストレス性胃炎にかかり、インターハイも逃しました。その結果1週間引きこもるなど、勝ちたいという気持ちが無くなったそうです。中学時代の恩師の後押しなどもあり、大学、社会人と陸上を続けました。大学時代に日本インカレで入賞という客観的には良い結果を残していますが、個人として勝ちたいという気持ちはなかったのです。しかし、2022年の日本選手権で4位入賞したことにより、勝ってみたいと思うようになったのです。そして、2024年の全日本実業団選手権で3位入賞を果たしました。2025年の織田幹雄記念国際陸上競技大会では、自己新記録で優勝しました。日本選手権でも2位となります。その結果、2025年初の日本代表として、世界陸上東京大会にも出場となったのです。30歳で遅咲きのハードラーとして期待されています。
世界陸上東京大会の結果
初の日本代表として、100mハードルで世界陸上東京大会に出場しました。準決勝に進出しましたが、組7着と決勝には届きませんでした。しかし、悔しいと思わなくなった時期や、辞めたいと思っていた時期もあったことから、「走ることを辞めなくてよかった」「自分らしく挑戦を恐れず、これからも走り続けたい」と話しています。これからの活躍にも期待していきたいですね。
豊田将樹の経歴
豊田将樹は、1998年1月17日生まれの27歳で中島ひとみの3歳年下になります。出身は、鹿児島県です。高校は陸上の名門でもある洛南高校に進学します。学生時代よりハードル競技をしており、インターハイ優勝や、U-20日本代表として国際大会も経験しました。その後、法政大学に進学しました。大学時代にも、400mハードルで、以下のような多くの好成績を残しています。
- 2019年世界選手権ドーハ大会準決勝進出
- 2019年日本インカレ優勝
- 2019年ユニバーシアード4位した
- 2019年日本選手権2位
- 2019年セイコーゴールデングランプリ優勝
- 2020年日本選手権3位
大学時代に国際大会を経験し、日本屈指のハードラーとなりました。卒業後は、強豪チームである富士通の陸上競技部に所属します。その後も日本選手権3位など好成績を残していました。しかし、ドーピング問題が生じたのです。
ドーピング問題
2022年5月19日に日本アンチ・ドーピング機構によるドーピング検査の尿検査により、禁止物質の『トレンボロン』が検出されました。4年間の資格停止処分とされましたが、「禁止薬物を摂取した認識はなかった」と訴えたのです。意図的ではなかったことを証明するために、サプリメントや食事の調査をされ、認定されました。その結果、資格停止処分が2年に軽減されたのです。そして今は、中島ひとみのコーチをしながらも、現役選手として復帰しています。
まとめ
今回は中島ひとみの結婚についてと、馴れ初めや経歴を紹介しました。中島ひとみは、2023年に豊田将樹と結婚しており、2025年に突如発表しました。結婚後も結果を残すようになっており、世界陸上東京大会に出場し、準決勝進出を果たすことが出来たのです。
その結果には、夫婦二人での切磋琢磨したことと、支え合いがあったのかもしれませんね。今後の二人の活躍にも期待していきたいと思います。