【初心者向け】スカッシュとは?ルールやテニスとの違いを徹底調査!

皆さんはスカッシュというスポーツをご存知ですか?名前だけ聞いたことがある人や、「テニスみたいなスポーツでしょ?」という認識の人も多いかもしれません。

今回はスカッシュのルール、テニスとの違いを紹介します!

スカッシュとは

スカッシュとは、ラケットを用いるインドアスポーツの一つです。テニスのようにボールをラケットで打ち、互いにラリーを行い、相手が返せなかった時にポイントをゲット出来るというスポーツですが、その実態はテニスとは別物といっても過言ではありません。

独特なコートを用いる為、スカッシュできる場所は限られています。馴染み深いところでは、ラウンドワンのスポッチャ。一部店舗で、道具の準備なしにスカッシュを遊ぶことができますよ。

スカッシュのルール

スカッシュのコートは、四方を壁に囲まれた屋内のコートです。プレイヤーは互いに前方の壁(フロントウォール)に向けてボールを打ち合い、ラリーを行います。

テニスでは双方のプレイヤーにコートがあり互いに打ち合うのですが、スカッシュは二人のプレイヤーが両方同じコートでプレーします。一人目のプレイヤーがフロントウォールに打ち、跳ね返ってきた球をもう一人のプレイヤーが返すという形になりますね。

JSA | 公益社団法人日本スカッシュ協会 Official Web Site (squash.or.jp)

サーブからゲーム開始

ラリーはテニスと同様に、片方のプレイヤーのサーブから始まります。サーブの際はサービスボックスに片足、または両足を入れて打ち、フロントウォールのサービスラインとアウトラインの間にサーブを入れなければならないという制約があります。

サービスラインとアウトラインの間というのは、つまり一定の高さにサーブをいれなければならないということ。低すぎるサーブは認められず、また、サービスは自分とは反対側に、つまりある程度相手が打ちやすいところに入れなければならないというルールもあります。

リターン以降は制約がぐっと緩くなる

サービスの後は、どちらかがミスをするまでラリーが続きます。この時、打ち返す場所の制約はグッと減り、サービスラインの下に打っても構わなくなります。

スカッシュでは、相手に返された球がツーバウンドする前にボールを打たなければならず、そのボールがノーバウンドでフロントウォールに達しなかった場合もミスになります。そのため、サービスより後は基本フロントウォールの低い位置めがけてボールを打つことになりますよ。

縦横無尽に動くボールとプレイヤー

スカッシュは「フロントウォールに向けてボールを打ち合うゲーム」と説明しましたが、実際にはプレイヤーがフロントウォール以外の方向へボールを打つことも往々にしてあります。

四方が壁に覆われているスカッシュのコート。この横の壁や後ろの壁にボールがあたった場合はワンバウンドには数えず、一度も地面につかずにフロントウォールにボールを返せるのであれば、その最中に横や後ろの壁にボールを当てても問題ないのです。

アウトになるのは、主にコートの上方に引かれたアウトラインより上にボールを打ってしまった場合のみ。そのためボールは主に低い所で縦横無尽に動き回ることとなり、プレイヤー達もそれを追うため、スカッシュの運動量はテニスの2倍とも言われています。

テニスとの共通点と違い

ラケットでボールを打ち合う、得点制のゲームである点はテニスと共通しているスカッシュ。ですが使用されるラケットやボールには大きな違いがあります。

スカッシュはテニスよりコートが狭いものの、テニス以上に動き回る必要があります。そのためラケットの重さはテニスが300g程度なのに対し、スカッシュでは110g〜120gと軽めです。

全長もテニスのラケットは73cm以内、スカッシュのラケットは68cm以内で、面の幅はテニスのラケットが30cm前後、スカッシュのラケットが20cm前後とされています。面の形状もテニスのラケットは楕円、スカッシュのラケットは涙型ですよ。

スカッシュはボールがとても小さい

ボールのサイズは、テニスのボールが直径約67mm、スカッシュのボールはなんと約40mmと、とても小さいんです。また、ルール面では、テニスの場合オンラインがインとなるのに対し、スカッシュではアウトラインにボールが触れた場合はアウトとなります。

スカッシュの公式ルールでは、1ゲーム11点先取、10対10になった場合はデュースが始まるという、卓球でよく見られる点数方式が採用されています。テニスのような独特な点数の付け方はしないのですね。何ゲーム先取か、そもそも1ゲーム何点先取かは大会によって異なるようです。

最後に

今回はスカッシュのルール、テニスとの違いについて紹介しました。

一つのコートで二人のプレイヤーが動き回るスカッシュは、当然接触の危険などもあります。相手が邪魔になって打ち返せなかった場合は、審判に「妨害された」とアピールするのも大事なんですって。

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