世界陸上と言えば、織田裕二の熱血的なレポーター姿が思い浮かぶ人も多いのではないでしょうか。そんな織田裕二は一度キャスターを下りていましたが、2025年の世界陸上東京大会でスペシャルアンバサダーとして復帰することになりました。ではなぜ、一度降板した織田裕二が、アンバサダーという別の形で世界陸上に復帰したのでしょうか。今回はその理由と、世界陸上での織田裕二の数々の名言を紹介していきたいと思います。
世界陸上に織田裕二が復帰したのはなぜ?
織田裕二が2025年世界陸上東京大会で復帰する理由は、東京で世界大会が開催されるためです。東京で世界陸上が開催されるのは、34年ぶりです。そのため、東京大会での盛り上がりは必然であり、かつて世界陸上の顔として、熱いコメントなどで中継を盛り上げてきた織田裕二の起用に至ったのだと思います。織田裕二も東京大会は最初で最後かもしれないという想いから、楽しみたい、ワクワクしていると話しています。今大会での熱い中継も楽しみですね。では、それだけ盛り上がる織田裕二となっているのに、一度、世界大会から引退したのはなぜなのでしょうか。
織田裕二が世界陸上引退の理由
織田裕二が世界陸上のメインキャスターを引退した理由は以下の5つだと言われています。詳細を見ていきましょう。
1.ギャラ問題
織田裕二の世界陸上でのギャラは、2000万程度と言われています。世界陸上の視聴率は低下しており、2013年23.1%だったものが、2022年は11.8%でした。視聴率が低下していると、スポンサーも少なくなり、ギャラにかける費用も少なくなってしまうため、織田裕二の起用は難しくなったのかもしれません。その証拠に、織田裕二の後に起用されたメインキャスターは、TBSのアナウンサーなのです。
2.騒ぎすぎ
熱血的で、喜怒哀楽をそのまま表したような発言や姿が、世間からは公表であった反面、陸上関係者や陸上ファンからは不評だったようです。一生懸命キャスターをしていた織田裕二からすると、不評だったことに不満だったため、降板に至ったのです。
3.日本陸上競技連盟からのクレーム
2013年日本陸上競技連盟よりTBSに「番組内容改善の要請」のクレームが出ていました。週刊誌で報じられたのですが、織田裕二が解説ではなく、陸上ショーであり、相応しいMCをと言われていたようです。さらに、スタジアムを歩き回らない、選手に無闇に話しかけないなどの注意もあったと言われています。これが真実なのであれば、降板理由となるのかもしれませんね。
4.セクハラがあった
2022年世界記録を出し、金メダルを獲得した「シドニー・マクラフリン」に対して、セクハラ発言があったと言われています。世界記録だったことから、称賛されていました。そのあとに、プライベートで結婚したことに触れ、「新婚です。もうすぐ子供を生んじゃうでしょうね」と発言したことが、セクハラ発言だと言われています。悪意はなくても、デリケートな部分への発言は、今の時代に合っていなかったのでしょう。
5.差別コメントがあった
白人の選手を白人アピールする発言や、アフリカの選手だからといった発言がありました。その他にも女性選手に対しては、可愛い、綺麗、ギャップが魅力など外見を捉える発言も多くみられていたそうです。そのことへクレームが入ったことにより、降板になったと言われています。
そもそも世界陸上は織田裕二をなぜ起用?
織田裕二は今では、陸上好きで知られていますが、元々は陸上に興味もなく、経験もなかったそうです。織田裕二本人も「なぜ俺なのか?」と思っていました。世界陸上スタッフは、「陸上ファンではなく、興味ない人にも中継を見てほしいので、陸上に興味ない人にキャスターをやってほしい」という思いから、織田裕二を起用することになったのです。
世界陸上での織田裕二が努力したこと
織田裕二は陸上に興味もなく、知識もありませんでした。そのため、陸上競技全てを観るようにし、勉強会にも積極的に参加し、自分が面白いと思うことから伝えていこうと望んだそうです。回数を重ねるごとに、感情をそのまま伝える織田裕二のキャスター姿に視聴者も目を引くようになっていったのです。そして、2007年の大阪大会からは現地より中継するようになりました。普段カメラに映らないところも伝えたいとの思いから、サブトラックを見に行ったり、選手と話したりしていたそうです。その裏で映像も何回も見直すなどしていたそうです。そのような姿がさらに世間から共感を得ることに繋がったのかもしれませんね。
陸上を好きになった理由
織田裕二は現在では陸上好きで知られています。興味や知識もなかった状態から、なぜそこまで陸上に興味を持つようになったのでしょうか。世界陸上のキャスターを行うことにより、毎回選手を見ていました。その中で、何かが変わったと気付くこともあり、専門家に確認すると「コーチが変わった」など変化を教えてもらっていたそうです。そうすることにより、さらに選手の見え方も変わったといいます。そのような選手の細かいところも見えてきたのです。25年間キャスターをしていると、選手の引退、コーチとして活躍する姿など選手の人生も見えてきて、ドラマのようで面白くなったと織田裕二は話していました。この選手の記録が凄い、速い、技術が良いということではなく、選手人生そのものが見えたからこそ、陸上が好きになったのかもしれませんね。
世界陸上での織田裕二の名言5選!
織田裕二は、クレームもあったかもしれませんが、熱血的な発言が視聴者の心を掴んでいます。数ある名言の一部を紹介していきたいと思います。
- 地球に生まれて良かったー!
- 長時間観ることになるので、目薬を準備して!
- 一人一人の人間ドラマがあって、ただ単に足が速いとかじゃなくて、どの選手にもバックボーンがあり、そういう部分に役者としても共感します。
- ベルリンの壁を越えちゃうわけだ!
- 涙が出てきた!なんだこれは!
まとめ
今回は、世界陸上に織田裕二がなぜ復帰したのかと、これまでの世界陸上での名言を紹介しました。34年ぶりに東京での開催となる世界陸上!テレビ離れが進んでいる今、織田裕二の熱い中継で盛り上がりを見せるのか楽しみですね。2025年9月より開催される世界陸上東京大会を楽しみに観てみましょう!