世界陸上が2025年9月13日東京にて開催されます。 東京大会は34年ぶりであり、アンバサダーとして織田裕二が戻ってきたことでも話題になっています。 そんな世界陸上で、日本代表に決定している選手は誰なのでしょうか。また、メダル候補についても紹介していきたいと思います。
日本代表に決定した選手は?
世界陸上の日本代表は80人選ばれ、9月4日に壮行会が行われました。復活した選手や、メダルも期待されている選手も多くいます。その中でも注目の選手を、競技ごとに紹介していきたいと思います。
男子短距離・中距離・リレー
男子短距離・中距離・リレーでは以下の選手が注目を浴びており、メダル候補と言われています。
1.サニブラウン・アブデル・ハキーム
100mと4×100mリレーに出場予定です。サニブラウンは、世界陸上には6大会連続出場しており、日本人歴代2位の9秒96を記録しています。日本人初の100mでのメダル獲得が期待されているのです。
2.桐生祥秀
100mと4×100mリレーに出場予定となっています。日本人初の9秒台を記録した選手です。近年は肉離れなど怪我にも悩まされていました。また、難病である潰瘍性大腸炎を患っているのです。難病も乗り越えて、8年ぶりに9秒台を記録することが期待されています。
3.守祐陽
100mで初代表となっている現役大学生です。高校生の時に母親を病気で亡くしており、母親への想いを原動力に力を発揮されることが期待されています。
4.山縣亮太
100mと4×100mリレーで出場予定の日本記録保持者です。リオ五輪で4×100mリレーに出場し、銀メダルの獲得に貢献しました。その後、怪我に悩まされましたが、日本記録更新を目標に世界陸上に出場します。世界陸上日本代表として、世界の舞台に戻ってきた山縣亮太。メダルが期待されています。
5.佐藤拳太郎
400m、4×400mリレーに出場予定です。日本記録を前回の2023年世界陸上で更新しました。初の決勝進出を目指しています。また、4×400mリレーでは、パリ五輪でアジア記録を更新し、初の6位入賞を果たしたのです。史上初のメダル獲得となるか期待されています。
男子障害・ハードル
男子障害・ハードルでは近年メダルが獲得されていません。しかし、日本記録保持者が出場予定であり、メダルの獲得も期待されているのです。
1.三浦龍司
3000m障害に出場予定です。過去の世界陸上でも日本代表として出場し、メダル獲得も狙える6位入賞を果たしています。日本記録保持者であり、まだ23歳の若い選手です。今大会でもメダル獲得が期待されています。
2.泉谷駿介
110mハードルで出場予定です。110mハードルのエースの一人であり、前回の世界陸上では、日本人初のファイナリストとなり、決勝でも5位入賞となりました。その大会では、スタート直後に足が攣った状態であり、ベストな状態でのメダル獲得が期待されているのです。
3.村竹ラシッド
110mハードルで出場予定です。泉谷駿介と同タイムで日本記録保持者の一人であり、エースの一人です。パリ五輪では、日本初となる決勝進出となりました。しかし、5位入賞という結果であり、悔しい思いも吐き出しました。また、今季世界2位のタイムを記録しており、日本ハードル界20年ぶりのメダル獲得が期待されているのです。
男子跳躍
跳躍では、走幅跳で橋岡優輝が出場予定です。両親ともに日本記録保持者というサラブレットであり、東京五輪では6位入賞という結果を残しています。その後は、予選敗退が続いていましたが、世界陸上で日本人初のメダル獲得が期待されています。
女子中長距離
1.田中希実
1500mと5000mで出場予定です。どちらの種目も日本記録保持者となっています。東京五輪では、1500mで日本初の入賞、世界陸上ブダペストでは日本初の14秒40切りを達成するなど、数々の記録を保持している選手です。粘り強さとラストスパートが特徴であり、今大会でもメダルの有力候補として期待されています。
2.廣中瑠梨佳
5000mと10000mで出場予定となっています。どちらの種目でも日本歴代2位の記録を持っています。パリ五輪は怪我で出場辞退となりましたが、東京五輪と23年の世界陸上で7位入賞を果たしているのです。スタミナを特徴に、世界陸上への返り咲きが期待されています。
3.久保凛
800mで出場予定です。18年ぶりに高校生代表として日本代表入りを果たしています。800mの日本記録を持っており、インターハイでは同種目で初の三連覇を達成しました。自己ベストを更新して、決勝進出したいと話しており、記録達成も期待されているのです。
女子障害・ハードル
100mハードルで福部真子が出場予定となっています。日本記録保持者であり、パリ五輪でも日本人で唯一の準決勝に進出しました。女子ハードル界は市場最高レベルと言われている近年ですが、初の決勝を目指して、活躍することが期待されています。
女子跳躍
走幅跳で秦澄美鈴が出場予定です。日本記録保持者であり、日本選手権を4連覇している日本の跳躍のエースです。跳躍は世界大会では、決勝進出が2001年以降ありません。今大会では、日本人初の決勝進出、入賞が期待されています。
女子投てき
やり投げで北口榛花が出場予定です。2023年の世界陸上で大逆転で日本女子初となる金メダルを獲得したことで話題となりました。その後の、パリ五輪でも圧勝し、金メダルを獲得したのです。今回の世界陸上で連覇を果たすことが期待されています。
まとめ
今回の世界陸上の日本代表には、メダルの獲得が期待されている選手が多くいることが分かりました。特に男子選手では、100mや4×100mリレーでの決勝進出やメダル獲得が期待されています。日本人には難しいと言われている短距離での活躍は楽しみですね。また、女子では、やり投げの北口榛花の連覇や長距離の日本のエース二人による活躍が期待されています。どれだけの日本代表が世界陸上で活躍できるのか楽しみに応援しましょう。