吉田沙保里と言えば、霊長類最強女子として有名であり、レスリング界では伝説の人物です。伝説と言われるだけあり、数々の驚くほどの記録を残しています。また、国民栄誉賞を受賞するなど大きな功績も残しているのです。吉田沙保里の数々の名言が人々を励ます力や、勇気となっており、話題となっています。今回は、そんな吉田沙保里の伝説と驚く記録、様々な名言について紹介していきたいと思います。
吉田沙保里の伝説とは?
圧倒的な強さから霊長類最強と言われており、数々の伝説を持っています。同じように伝説の人物として、室伏広治 伝説があります。女性として伝説を持っており吉田沙保里は、どのような人物なのでしょうか。様々な伝説から人物像を見ていきましょう。伝説には以下のようなものがあります。
1.世界大会16連覇、個人戦206連勝
吉田沙保里は、世界選手権で16連覇しています。五輪でもアテネ五輪、北京五輪、ロンドン五輪と3大会連続金メダルを獲得しています。2016年のリオ五輪決勝でアメリカのヘレン・マーリスに負け、銀メダルとなり、連勝記録がストップしました。しかし、2012年に世界大会13連覇を達成したときに、「霊長類最強女子」と呼ばれるようになり、中国では「レスリングの女帝」と呼ばれていました。そして、この13大会連続世界一が、ギネス記録と認定されたのです。さらにこの功績を称えられ、2012年11月に国民栄誉賞を受賞しました。個人受賞としては、19人目であり、女子スポーツ界では3人目の快挙でした。
2.829週連続で世界ランキング1位
吉田沙保里は、2001年1月から2016年1月までの829週の間世界ランキング1位をキープしていました。829週と言われると莫大でわからないかと思いますが、年数に表すと約15年となります。この期間というのは、大正時代や漫画「NARUTO」の連載期間と一緒なのです。それだけの長い間、世界で1位をキープしているというのは、凄い功績と言えるでしょう。レスリングにおいて、中学一年以降、現役時代通算333勝15敗でした。1995年から引退の2019年までの約24年で15敗というのは、本当に凄い記録です。
3.魔の階級と言われる吉田沙保里階級
吉田沙保里は、55キロ級で戦っていました。吉田沙保里がいることにより、その階級では金メダルが獲れないと判断した選手が、階級を変更しています。そのため、魔の階級と言われています。登坂絵莉は、「吉田沙保里がいるから」という理由で階級を下げ、五輪で金メダルを獲得、伊調馨も同じ理由で階級を上げ、五輪4連覇を達成しました。その伊調馨がいるという理由で、川井梨紗子は階級を上げ、金メダルを獲得したのです。魔の階級ではなく、吉田沙保里がいるから他の選手も他の階級で成果を出せ、日本の金メダルの快挙に繋がったのかもしれませんね。
4.骨折した状態で優勝
吉田沙保里は、中学3年生の時に左手首を骨折した状態で全国大会に出場し、優勝しました。全国大会1か月半に左手首を骨折し、全治3か月で、固定するためにボルトが入れられており、手首からボルトが出ていたそうです。父親の命令により、医師にボルトを短く切って貰い、テーピングで固定して、出場したのです。強行出場した理由として、全国大会で優勝すると国際大会への出場資格が得られたためだそうです。強行出場し、ほぼ片手で戦い、優勝した吉田沙保里は中学生から最強だったのでしょう。
5.タックルの強さ
吉田沙保里は、過去に「ライバル達はみんな私のタックルを研究して、対策してくるのでタックルで倒した」とタックルが武器であったことを話していました。吉田沙保里のタックルは喰らったら終わりと言われています。タックルする前に予備動作があるのが、多くの選手の特徴ですが、吉田沙保里にはその予備動作がなく、ノーモーションタックルなのです。そのため、目の前から相手が消えたと錯覚するくらい、速いスピードでタックル攻撃を受けることになるのです。相手が構える前にタックルすることで、タックルを研究しても、タックルで倒せていたのかもしれませんね。
6.最強の運動能力
吉田沙保里は、レスリングだけでなく、運動能力自体も最強だと言われています。SNSで元日本代表である大久保嘉人にシュート教わる動画を掲載していました。練習すればするほど凄い威力のシュートを蹴っています。また、リフティングする動画では、視聴者に「上手になる方法を教えて」と書いていましたが、コメントでは、「上手い」「さすがの運動神経」などと言われていました。ALSOKのCMで壁に張り付いていますが、それもCMではなく、吉田沙保里の実演です。世界トップレベルで戦っていたからこそ、どのようなスポーツでも出来てしまうのかもしれませんね。
7.最強の洞察力
吉田沙保里がニュース番組ZIPに出演した際のコメントで、洞察力が凄いと話題になりました。逃げる犯人を警察がタックルして止めた映像を見て、「左利きですね」とコメントしています。瞬時に利き手を見極める洞察力が凄いと、ネットで話題となっていました。
吉田沙保里の名言!
吉田沙保里は世界一を15年も維持していただけあり、精神力も凄いものです。そのため、吉田沙保里が発する言葉は名言として、ネットでも話題になっています。
「私は勝って強くなったんじゃない、負けて強くなったんです」
「常に全力でやる!一生懸命集中してやる」
「夢や目標も持つことって、人間にとって何より大切なことなんですよ。目指すものがあるからこそ悩んでも立ち直れるし、上に上がっていけるんだと思うんです。」
「勝つことだけが人生ではない。努力する過程も大事だと思えるようになったのも、スイングを続けてきたおかげです」
このような言葉を持っているからこそ、霊漲水最強なのかもしれませんね。
まとめ
今回は、吉田沙保里の伝説や驚きの記録と名言について紹介しました。世界トップクラスで活躍を続けた吉田沙保里。霊長類最強と言われるだけの身体能力と精神力があることが分かりました。そんな吉田沙保里が、指導者として活躍すると次世代の選手たちも日本を代表するような選手となってくるかもしれませんね。